ノヴェリストの初仔が誕生
1月8日午前10時過ぎ、浦河町東栄の笠松牧場において、ノヴェリスト(牡6歳)の初仔となる牝馬が誕生した。
母は現役時代、栗東の石坂正厩舎に所属しJRAで3勝をあげた、スペシャルウィーク産駒のサンコロネット(牝9歳)。最も早い出産予定日の繁殖牝馬で、予定日通りの誕生となった。
笠松牧場の水上行雄社長は「サンデーサイレンス系の繁殖なので、相性が良さそうなノヴェリストを配合しました。ノヴェリストのように骨量がある素晴らしい産駒と思います。このまま順調に育って活躍してくれたらうれしいです」と期待をかけた。
ノヴェリストは父モンズーン、母ナイトラグーン、母の父ラグンスという黒鹿毛のアイルランド産馬。現役時代はドイツ・イタリア・フランス・イギリスで走り11戦9勝。2012年のジョッキークラブ大賞(G1)でG1初制覇を果たすと、2013年にはサンクルー大賞(G1)を制覇し、Kジョージ六世&QエリザベスS(G1)では従来のレースレコードを2秒以上短縮する驚異的なタイムで制覇したほか、バーデン大賞(G1)も制した。
2014年から安平町早来源武の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。昨年は2011年のオークス(G1)馬エリンコート、2011年のスプリンターズS(G1)や2012年の高松宮記念(G1)に優勝したカレンチャン、2010年のオークス(G1)馬サンテミリオン、2007年に桜花賞(Jpn1)、秋華賞(Jpn1)、エリザベス女王杯(G1)を、2008年には有馬記念(G1)を制したダイワスカーレット、2004年の桜花賞(G1)と2006年のヴィクトリアマイル(G1)に優勝したダンスインザムード、2002年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制したピースオブワールド、2011年の桜花賞(G1)馬マルセリーナ、2008年のエリザベス女王杯(G1)優勝馬リトルアマポーラ、2009年の秋華賞(G1)優勝馬レッドディザイアといったG1/Jpn1勝ち馬をはじめ156頭に配合した。
今年の種付料は受胎条件400万円となっている。