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アロースタッドにファーガソンがスタッドイン

  • 2015年01月14日
  • アロースタッドにスタッドインしたファーガソン
    アロースタッドにスタッドインしたファーガソン
  • 全兄は2011年の春の天皇賞馬ヒルノダムール
    全兄は2011年の春の天皇賞馬ヒルノダムール
  • 種付料は受胎条件10万円に設定された
    種付料は受胎条件10万円に設定された

   1月13日午後、新ひだか町静内田原のアロースタッドに、今季から種牡馬として繋養されるファーガソン(牡4歳)がスタッドインした。昨年12月6日付で競走馬登録を抹消したファーガソンは、静養していた新冠町の村上欽哉牧場から移動。到着後には種牡馬登録されるための検査を受け、新生活への第一歩を踏み出した。

   ファーガソンは父マンハッタンカフェ、母シェアエレガンス、母の父ラムタラという新ひだか町静内の橋本牧場生産場。2011年のセレクトセール当歳セッションにおいて、47,250,000円(税込)で林正道氏に購買された市場取引馬で、2011年の天皇賞(春)(G1)、産経大阪杯(G2)などを制したヒルノダムールの全弟となる。

   ファーガソンの競走成績は6戦1勝。昨年2月にデビュー。3戦目で初勝利をあげると、ダービー(G1)の優先出走権をかけて、青葉賞(G2)、プリンシパルSに出走。11月の復帰戦で右副手根骨複骨折したため現役生活を退いていた。

   アロースタッドでは全兄のヒルノダムールも2013年から種牡馬として繋養。ファーガソンのスタッドインで全兄弟種牡馬が同時繋養されることになった。

   種付料は受胎条件10万円。アロースタッドでは「怪我のため競走馬としては大成できませんでしたが、秘めた能力はヒルノダムール級だったと思います。セレクトセールでも高額で取引されただけあって、良い馬体をしていますね。1頭でも多く繁殖牝馬が集まれば」と話していた。