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サンカルロが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2015年01月06日
  • 優駿スタリオンステーションにスタッドインしたサンカルロ
    優駿スタリオンステーションにスタッドインしたサンカルロ
  • 4つの重賞を制した1400mのスペシャリスト
    4つの重賞を制した1400mのスペシャリスト
  • シンボリクリスエスの後継として期待は大きい
    シンボリクリスエスの後継として期待は大きい

   1月5日午前、新冠町の優駿スタリオンステーションに、今季から種牡馬として繋養されるサンカルロ(牡9歳)が元気な姿でスタッドインした。午後には報道陣にお披露目され、配合シーズンへ向けてのキャンペーンが行われた。

   サンカルロは父シンボリクリスエス、母ディーバ、母の父クラフティプロスペクターという白老町の社台コーポレーション白老ファーム生産馬。祖母ミスセクレトはイタリア2歳牝馬チャンピオンで、おじにはカナダのG1レースを制したゴールドマイナーズゴールドがいる。

   サンカルロの競走成績は49戦6勝。2008年10月の2歳新馬戦メイクデビュー東京で初勝利をあげると、3歳になり2009年のニュージーランドトロフィー(G2)で重賞初勝利。2011年の阪急杯(G3)を制覇すると、2011年の阪神C(G2)では、グランプリボス、マルセリーナ、エーシンフォワード、リアルインパクトといった新旧G1ホースを相手に優勝。2012年の阪神C(G2)も制し、史上2頭目の阪神C連覇を成し遂げた。2歳から8歳まで7シーズンに渡る競走生活では、芝短距離重賞戦線をメインに活躍。G1タイトルには手が届かなかったが、2011年、2012年の高松宮記念(G1)では2年連続で2着に入るなどトップレベルの実力を示してきた。

   優駿スタリオンステーションでは「現役のときから注目していたサンカルロを当スタリオンに種牡馬としてラインナップに加えることができうれしく思います。特に1400mでの目を見張る強さが印象に残っています。馬格もありますし、サンデーサイレンス系の繁殖牝馬と配合できるのもよいですね。シンボリクリスエスの後継として楽しみです」と大きな期待をかけていた。