馬産地ニュース

門別競馬場で「秋の収穫祭」イベントが行われる

  • 2014年09月24日
  • 大人気のポニー体験乗馬
    大人気のポニー体験乗馬
  • 誘導馬テン太とのふれあいも
    誘導馬テン太とのふれあいも
  • 好天に恵まれ、大勢のひとでにぎわいを見せた
    好天に恵まれ、大勢のひとでにぎわいを見せた
  • 会場は、パドックと隣接した場所にある
    会場は、パドックと隣接した場所にある
  • 地元の野菜が格安で販売された
    地元の野菜が格安で販売された

 秋分の日となった9月23日、快晴の道営競馬の門別競馬場で「秋の収穫祭」(競馬祭り)が行われた。この日は、JR札幌駅から運行される無料送迎バスを臨時で増便。通常時よりも2時間早い開門となった12時には、家族連れなどが続々と足を運んで、秋の休日を楽しんだ。この日の売上は計画対比約120%の2億3,000万円あまり。最終的には1,500人を超えるファンでにぎわいをみせた。

 会場となった「とねっこ広場」では、すっかり恒例となった「遊馬ランド グラスホッパー」の協力によるポニーの体験乗馬や、ピエロパフォーマーの「パントマイムショー」「バルーンアート」などが子どもたちに人気。この日は牝馬重賞「フローラルカップ」が組まれているとあって女性向けイベントとして英国式スタイルの紅茶教室「アフタヌーンティー紅茶教室」(事前受付)が行われたほか「フラワーアレンジメント講習会」や「ボディジュエリーアート」などの無料体験にも行列が出来ていた。

 「収穫祭」と銘打っただけあって倶知安町産「じゃがいも」や余市町産のリンゴ「YES!cleanりんご」が抽選などによってプレゼントされたほか地元日高の新鮮野菜や特産品などが安価で販売。新冠町の「喜一郎」が特別出店。人気ラーメン店による限定100杯のみの販売とあって開門と同時に長い列が出来ていた。ほか、人気の「美唄焼き鳥」や「海鮮焼きそば」など道内各地のご当地グルメは根強い人気。16時からはひだか漁協門別支所の本町女性部による石狩鍋が無料提供。来場者を楽しませた。

 日高町から訪れた30代の女性は「競馬場に来たのは初めてでしたが、ポニーにも乗れましたし、遊園地みたいで楽しい。子供も喜んでいます」と感想を述べ、逆に競馬場の“常連”地元の生産者は「町ぐるみというよりも、北海道全体が門別競馬を応援してくれるようなイベントで嬉しい」と馬券の合間にイベントを楽しんでいた。

 また、実況放送席見学やウニモグ体験乗車、スターター体験、調教坂路体験ウォークなどのバックヤード企画も好評だった。

 道営ホッカイドウ競馬は、この日で2014年の全80日開催57日を終了。順調に売り上げを伸ばして、109億円を超える売上を記録している。

 なお、秋の収穫祭は24日も行われ、ひだか特産市、余市町産「YES!clean りんご」プレゼントなどが実施される。