韓国人オーナーのサマーセール購買馬が日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に入厩
9月18日午後、韓国人オーナーのサマーセール購買馬が、白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に入厩した。
8月25日から28日まで新ひだか町静内の北海道市場で開催された北海道サマーセールにおいて、韓国人オーナーは8,748,000円で競り落としたのを最高に、15頭(牡5頭、牝10頭)の1歳馬を総額44,496,000円で購買。この日は15頭のうちの10頭(牡3頭、牝7頭)と、ヴィクトワールピサとゴールドアリュールを受胎した繁殖牝馬2頭の合計12頭が、検疫厩舎に入った。
12頭は9月19日から26日まで、8日間の輸出検疫後に胆振輸出検疫施設を出発。下関港からフェリーで韓国へ向かう。10頭の1歳馬は韓国で育成調教され、来年のデビューを目指す。
胆振輸出検疫施設は昨年1月に胆振種馬場から海外輸出専用の検疫施設に業務変更。管理業務は日本軽種馬協会が胆振軽種馬農業協同組合に委託している。21,500㎡の敷地には、検疫馬房30馬房、サンシャインパドック30基、ウォーキングマシン1基、、ゲート型消毒装置動物侵入防止フェンスなどが完備されている。
昨年は韓国、アメリカ、シンガポールへ向け、合計4回全19頭が施設を利用。2年目の今年は、今回で5回目となる。1度に12頭が検疫を受けるのは、これまでで最も多い頭数。合計頭数は30頭を数え、すでに前年の実績を大きく上回っている。