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札幌競馬場でドリームジャーニーがお披露目される

  • 2014年09月01日
  • 現役時と同様の闘志を見せながら、パドックを周回していく
    現役時と同様の闘志を見せながら、パドックを周回していく
  • 立ち止まってファンサービスにも務める
    立ち止まってファンサービスにも務める
  • ドリームジャーニーの思い出や今後への期待を語り合う3人
    ドリームジャーニーの思い出や今後への期待を語り合う3人

   朝日杯FS、宝塚記念、有馬記念とG1レースを3勝。JRA最優秀2歳牡馬と、最優秀4歳以上牡馬にも選出されたドリームジャーニー(牡10)のお披露目が、8月31日に札幌競馬場で行われた。

   今から3年前の2011年9月19日、ドリームジャーニーは同じ札幌競馬場で引退式を行っている。その時とはスタンドからパドックの場所まで、何もかも景色が違っていたが、繋養先である社台スタリオンステーションの種牡馬スタッフ2人に引かれたドリームジャーニーは、牧場で見せるようなやんちゃぶりを見せることなく周回を重ねて行く。現在の馬体重は485㎏とのことだが、太め感はそれほど見られず、つい先程までパドックを周回していた競走馬たちとも寸分変わらないような、若々しい馬体を詰めかけたファンの前に示していた。

   司会を務めた細江純子さんと、伊藤英一郎アナウンサーに紹介される形で、社台スタリオンステーションの角田修男場長と、現役時に主戦を務めた池添謙一騎手が登場。引退式にも参加しただけでなく、先日、ドリームジャーニーに会ってきたばかりという池添騎手は、「その時は立ち上がって歓迎をしてくれたように、非常に元気でいてくれて嬉しいです」と話し、普段のドリームジャーニーの姿を良く知る角田場長も、「どんな行動をするのか分からない馬なのですが、今日は落ち着いていてくれるのでホッとしています」と池添騎手の言葉を裏付けるように話した。

   ドリームジャーニーは繋養初年度の2012年に95頭、2013年には78頭の繁殖牝馬と配合を行っている。全弟は近年における日本競馬最強馬とも言われるオルフェーヴル(牡6)という血統面でも高い評価を受けており、来年、デビューを迎える初年度産駒にも期待が集まっている。

   最後に初年度産駒への期待を聞かれた池添騎手は、「初年度産駒たちの評判もいいようですし、ここ札幌競馬場で産駒たちのデビュー戦に騎乗したいです」と笑顔を見せた。