馬産地ニュース

サマーセールが開催される

  • 2014年08月29日
  • せりの様子
    せりの様子
  • 最高価格馬No.399セーフアズロックの2013
    最高価格馬No.399セーフアズロックの2013
  • 高額第2位No.596ワイルドフラワーの2013
    高額第2位No.596ワイルドフラワーの2013
  • 牝馬最高価格馬No.547モエレゴールド2013
    牝馬最高価格馬No.547モエレゴールド2013
  • お目当ての馬を落札した韓国のJong Cheol Leeさん
    お目当ての馬を落札した韓国のJong Cheol Leeさん

   日高軽種馬農業協同組合が主催する「サマーセール」が8月25日から28日までの4日間、新ひだか町の北海道市場で開催された。4日間で1,133頭(牡606頭、牝527頭)が上場されて、695頭(牡423頭、牝272頭)が売却。61.34%の売却率は、サマーセールが現在のような形になってからの最高売却率。総売上も30億8,620万8,000円となって、前年を5億円以上上回った。

   市場終了後、木村貢組合長は「4日間を通して60%を超える売却率を記録できたことは、購買者はじめ上場申込者など関係者に感謝したい。多目的ホールを使用できるようになり日程を短縮できたこともプラス効果となったと思う」と満足そうに4日間をふりかえった。

   4日間を通して最高価格となったのは、日高町の山際辰夫さんが生産したNo.399「セーフアズロックの2013」(牡、父ハーツクライ)。セレクトセールでも、セレクションセールでも高い売却率を記録したハーツクライの産駒で母系には輸入種牡馬のダイヤモンドショールなどがいる血統。1,000万円からスタートしたせりは小刻みに上がり続け、早々に1,500万円を突破。その後も、多くのバイヤーから声がかかり続け、最終的には山岡良一さんが2,862万円(税込)で落札した。

   これに続いたのは、むかわ町の(有)市川牧場が生産したNo.596「ワイルドフラワーの2013」(牡、父マンハッタンカフェ)。こちらは母がJRA4勝馬という血統。2,322万円で西川光一さんが落札した。

   3番目の高額馬は、新ひだか町の高橋修さん生産のNo.1236「オートサンデーの2013」(牡、父キングカメハメハ)。最終日の最後から2頭目という上場順だったが、2,052万円で田畑利彦さんが落札した。

   一方、牝馬の最高価格となったのは浦河町の(有)笠松牧場が生産したNo.547「モエレゴールド2013」(牝、父ハービンジャー)の1,404万円。JRA日本中央競馬会が落札した。

   2,000万円以上の高額落札馬は3頭と昨年比で1頭増にとどまったが、1,000万円台は38頭と前年を17頭も上回った。

   なお、団体購買ではJRA日本中央競馬会が58頭(牡26頭、牝32頭)を総額3億2,497万2,000円で購入。東京都馬主会が牡馬3頭を3,088万8,000円で、石川県馬主協会が4頭(牡2頭、牝2頭)を1,749万6,000円で購入した。