馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター観戦ツアーが行われる

  • 2014年08月22日
  • 門別競馬場名物のバケツジンギスカンを楽しむツアー一行
    門別競馬場名物のバケツジンギスカンを楽しむツアー一行
  • 自信満々の予想を披露する古谷剛彦さん
    自信満々の予想を披露する古谷剛彦さん
  • スタジオにゲスト出演する徳武英介会長
    スタジオにゲスト出演する徳武英介会長
  • 協賛レースはエーシンラピッドが優勝した
    協賛レースはエーシンラピッドが優勝した
  • 協賛レースのプレゼンターはツアー参加者の清水野さん親子が務めた
    協賛レースのプレゼンターはツアー参加者の清水野さん親子が務めた

 8月21日、白老町の胆振軽種馬農業協同組合中・西部振興会(徳武英介会長)が主催する「ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター観戦ツアー」が行われ、バス2台で門別競馬場に訪れたツアー一行がホッカイドウ競馬を楽しんだ。

 このツアーはホッカイドウ競馬の売上アップと新規ファン獲得を目的としたもの。馬産地胆振中西部地区の生産者で組織する同振興会の事業として2009年から毎年実施している。今年は苫小牧と千歳の2カ所をツアーの発着地点に行われた。

 地元の新聞やホッカイドウ競馬公式ホームページなどでツアーの参加を呼びかけたところ、ツアーには苫小牧、千歳、札幌などから4歳から77歳までの老若男女約70名が参加。その顔ぶれは初めて競馬をする初心者から5年連続で参加する常連など幅広い層となった。競馬場へ向かうバスの中では競馬専門紙が無料で配布され、初心者には競馬新聞の見方、馬券の種類や買い方などが丁寧にレクチャーされた。

 競馬場に到着した一行は、とねっこ広場にある競馬場名物のバケツジンギスカンで舌鼓。食後にはホッカイドウ競馬解説でお馴染みの競馬評論家、古谷剛彦さんがユーモアを交えながら当日のレースの予想を披露し、ツアー参加者の馬券購買意欲をかきたてた。

 この日の第10競走ではツアーの協賛レースとして「胆振軽種馬農業協同組合中・西部振興会協賛 競馬ほのぼの観戦ツアー特別」も行われ、レース前には徳武会長が場内放送にゲスト出演し、ツアーの様子を紹介した。

 出走馬12頭で行われたレースは、10番人気の伏兵エーシンラピッドが優勝。8月5日からホッカイドウ競馬での期間限定騎乗を始めた鞍上の安藤洋一騎手にとっては騎乗開始後の記念すべき初勝利となった。

 表彰式ではツアーの参加者から選ばれた苫小牧市の清水野ゆかりさん・りおんさん親子がプレゼンターを担当。優勝馬主や調教師、騎手に、はにかみながら記念品を手渡すと場内から温かい拍手が送られた。

 大役を務めた清水野さん親子は「初めて競馬場に来たのですが、貴重な体験をさせていただきました。子供にとっても良い思い出になったと思います。本当にありがとうございました」と笑顔を見せていた。