馬産地ニュース

ノーザンホースパーク開園25周年記念イベントにJRAジョッキーが参加

  • 2014年07月29日
  • ポニーの引き馬では率先して手綱を持つことも
    ポニーの引き馬では率先して手綱を持つことも
  • 緊張をほぐすかのように、積極的に会話を交わす
    緊張をほぐすかのように、積極的に会話を交わす
  • 馬上の感想を聞いていた松田騎手
    馬上の感想を聞いていた松田騎手
  • デルタブルースに跨る岩田騎手と、アドマイヤジュピタに跨る小崎騎手
    デルタブルースに跨る岩田騎手と、アドマイヤジュピタに跨る小崎騎手
  • 小崎騎手はデルタブルースに騎乗して障害飛越も披露
    小崎騎手はデルタブルースに騎乗して障害飛越も披露
  • ブエナビスタの蹄鉄は16万円で落札
    ブエナビスタの蹄鉄は16万円で落札
  • 食事会では写真撮影やサイン会で参加者の方と交流
    食事会では写真撮影やサイン会で参加者の方と交流

 ノーザンホースパーク開園25周年を記念した、JRA所属ジョッキーの子供向け乗馬教室と、チャリティーオークションが、28日に苫小牧市・ノーザンホースパークで行われた。

 この日はJRAに所属する9人の騎手(岩田康誠騎手、松田大作騎手、福永祐一騎手、藤岡佑介騎手、田辺裕信騎手、丸田恭介騎手、松岡正海騎手、三浦皇成騎手、小崎綾也騎手)が参加。こども乗馬教室や、わくわくポニー教室の先生役となった騎手たちは、ポニーや乗馬に跨る子供たちに優しく声をかけるだけでなく、引き馬では共に付き添いながら、乗馬や馬に接することの楽しさを伝えていた。

 交流お食事会では各テーブルを騎手が回るという趣向がされており、新しいテーブルに着く度に、サインや写真撮影を求められる人気ぶりだった。

 ポニーショーを共に楽しんだ後には、騎手からのサプライズとして、ノーザンホースパークで繋養されるG1馬、デルタブルース(菊花賞(G1)、メルボルンカップ(G1))の背に岩田騎手が、アドマイヤジュピタ(天皇賞(春)(G1))の背には小崎騎手が騎乗して、ライディングエリアに登場。乗馬として障害を飛べるまでになっているデルタブルースは、乗り変わった小崎騎手を背に軽々とハードル障害を飛び越えるなど、人馬一体となった走りに観客から大きな拍手が起こっていた。

 この日のメインイベントとも言えるチャリティーオークションと抽選会には、この日のイベントを聞きつけた来場者も参加。チャリティーオークションでは実際に使用しているゴーグルやムチ、レースで使った鞍なども出品され、お目当ての騎手のグッズがせりに上がると、ハンマーが落ちるまでせりに参加し続けるファンの姿もあった。

 この日の最高落札品となったのは、休養でノーザンファーム滞在中にブエナビスタが実際に使用していた蹄鉄。セレクトセールでも鑑定人を務めるノーザンファームの中尾義信さんが、名調子で鑑定を続ける中を1万円単位で金額は跳ね上がり、なんと16万円で落札されることとなった。

 抽選会では、主戦を務めるジャスタウェイのサイン入りポスターを当てたファンと握手を交わした福永騎手は、「乗馬といったイベントを通して、多くの子供たちと触れ合うことができましたが、みんなが楽しんでいた表情をしていたのが印象的でした。貴重な経験をさせてもらったと思いますし、今後も2回目、3回目と参加していきたいです」と話していた。

 また三浦騎手は、「馬とファーストコンタクトをする子供たちも多かったと思いますが、この機会を通して馬に興味を持ってもらえればと思いますし、こうした貴重な機会に立ち会えたことを嬉しく思います」と充実したイベントを振り返るかのように笑顔を見せていた。