馬産地ニュース

JRA北海道シリーズ函館競馬が開幕

  • 2014年06月17日
  • 函館新馬勝ち第1号となったスルターナ
    函館新馬勝ち第1号となったスルターナ
  • エリモハリアーをはじめとする誘導馬も雄姿を見せた
    エリモハリアーをはじめとする誘導馬も雄姿を見せた
  • 雨も上がりゴール前で声援を送る
    雨も上がりゴール前で声援を送る
  • パドックで熱心に馬を吟味していた
    パドックで熱心に馬を吟味していた

 JRA北海道シリーズが6月14日に函館競馬場で開幕した。昨年は札幌競馬場改装のためロングラン開催となったが、今年は通常に戻り、7月20日まで6週、12日間の開催となる。

 開幕日となった14日は数日前から降り続く雨の影響でダート重、芝稍重の馬場状態でスタート。時折立ちこめるミストのような小雨の中、開幕を待ちわびた多くのファンがスタンドから、ゴール前からそれぞれに熱い声援を送っていた。

 競馬場内ではここ函館でしか食べられないグルメ屋台や、函館サマーシリーズグッズの販売など地元のみならず、遠方からの来場者を喜ばせるイベントが盛りだくさん。函館2歳ステークス(G3)当日の7月19日には1999年の有馬記念(G1)で名勝負を演じたグラスワンダー、スペシャルウィークの両雄が来場予定で、大きな話題となりそうだ。

 14日に行われたメイクデビュー函館(芝1000m)では1番人気に推されたスルターナ(牝2、父キングヘイロー)が直線抜け出すと後続を2 1/2馬身突き放し人気に応えた。同馬を所有する(有)ターフ・スポートの関係者は「JRA2歳新馬勝ち第1号とはいきませんでしたが、函館開催の第1号になれて嬉しいですね。この勢いで函館2歳女王を目指したい」と声を弾ませていた。

 翌15日は晴れ間が覗く穏やかな気候に恵まれ、芝は良まで回復。5Rに組まれたメイクデビュー(芝1200m)では母にシーイズトウショウを持つトウショウピスト(牡2、父ヨハネスブルグ)が優勝し、母譲りの快速ぶりを見せつけた。

 この後は6月22日に函館スプリントステークス(G3)が行われるほか、ラストウィークとなる7月19日に函館2歳ステークス(G3)、20日に函館記念(G3)と土日連続重賞で幕を閉じる。