馬産地ニュース

三石で「第58回三石軽種馬育成管理品評会」が開催される

  • 2014年06月13日
  • あいにくの雨の中、牧場を巡回して行われた品評会
    あいにくの雨の中、牧場を巡回して行われた品評会
  • 厳しい目で審査する中西信吾場長と山野辺啓場長(写真左から)
    厳しい目で審査する中西信吾場長と山野辺啓場長(写真左から)
  • 牡の部の最優秀賞に輝いたスマイルビジンの2013(写真提供:JAみついし)
    牡の部の最優秀賞に輝いたスマイルビジンの2013(写真提供:JAみついし)
  • 牝の部の最優秀賞に輝いたドリームヒット2013(写真提供:JAみついし)
    牝の部の最優秀賞に輝いたドリームヒット2013(写真提供:JAみついし)

 6月11日、みついし農業協同組合(JAみついし、酒井薫代表理事組合長)と三石軽種馬生産振興会(斉藤雅宣会長)の主催による「第58回三石軽種馬育成管理品評会(2013年生産馬)」が開催された。

 この品評会は育成管理技術の向上と会員相互の親睦を図ることを目的とするもの。今年は45頭の申し込みの中から、厳しい予選会を通過した24頭(牡牝各12頭)がエントリーされた。

 58回目の今回からは従来の表彰に加え、ベストターンドアウト賞を新設。最も美しく管理・手入れされていると同時に、人馬の信頼関係が構築され、躾が行き届いているかどうかも審査対象となった。審査員はJRA日本中央競馬会日高育成牧場の山野辺啓場長とJBBA日本軽種馬協会静内種馬場の中西信吾場長が担当した。

 午前9時にJAみついし事務所前に集合した関係者は、マイクロバスや乗用車に分乗して各出陳牧場を巡回。出陳牧場のスタッフは雨が降り続くあいにくの天候の中、日頃の育成管理技術を披露した。

 厳正な審査の結果、牡の部の最優秀賞は三石橋本牧場から出陳されたスマイルビジンの2013(父ワイルドラッシュ)が受賞。牝の部の最優秀賞にはヒサイファームから出陳されたドリームヒット2013(父エンパイアメーカー)が輝いた。

 審査員を務めた中西場長は「海外や大手の牧場で勉強してきた若い方が増えて、育成管理の技術は年々向上しているように感じます。普段の牧場では大勢に馬を披露する機会はめったにないでしょうから、このような品評会は多くの人に馬を見られる1歳市場に向けての良い訓練になると思います。みなさまの強い馬づくりへの熱意を感じました。これからも継続して開催してほしいですね」と話していた。 

 品評会の結果は下記の通り。

・牡の部
 最優秀賞:スマイルビジンの2013(父ワイルドラッシュ、三石橋本牧場)
 優秀賞:ティアランドールの2013(父アドマイヤムーン、前田ファーム)
 優良賞:ラヴリーハントレスの2013(父マンハッタンカフェ、下屋敷牧場)
 優良賞:のびた(父マヤノトップガン、オギオギ牧場)
 ベストターンドアウト賞:ジョーアラマートの2013(父ロージズインメイ、山際牧場)

・牝の部
 最優秀賞:ドリームヒット2013(父エンパイアメーカー、ヒサイファーム)
 優秀賞:スイートカフェの2013(父パイロ、土田農場)
 優良賞:アンダンテ2013(父エンパイアメーカー、上村清志牧場)
 優良賞:ふみ(父シニスターミニスター、平野牧場)
 ベストターンドアウト賞:ウェルカムミレニアム2013(父ドリームジャーニー、木下牧場)

・団体の部
 優勝:本桐支部、2位:歌笛支部、3位:富沢支部