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ノーザンホースパークで「オルフェーヴルに会いに行こう!バスツアー」

  • 2014年06月12日
  • 約50名が参加した
    約50名が参加した
  • 専用バスで社台SSへ移動
    専用バスで社台SSへ移動
  • オルフェーヴルと対面の機会に参加者は大満足
    オルフェーヴルと対面の機会に参加者は大満足
  • 展示解説を務める社台SS徳武氏
    展示解説を務める社台SS徳武氏
  • バックヤードグリルでのランチバイキング
    バックヤードグリルでのランチバイキング

 北海道苫小牧市の観光施設・ノーザンホースパークでは、「オルフェーヴルに会いに行こう!バスツアー」が行われた。

 このツアーは初の試みで、今年から種牡馬生活を送る3冠馬オルフェーヴルに会いたいというファンのニーズに応え、夏にかけて3回、見学バスツアーが組まれることになった。

 第1回目となった6月8日には抽選で当たった約50名が参加。大々的な宣伝をしていなかったものの、250通近い応募があったという。参加者は園内「パラッツォ・ベガ・ポニー館」に集合した後、バスで安平町の社台スタリオンステーションに移動。午前11時よりオルフェーヴルが展示され、グループごとに記念撮影の場が設けられた。出発時は小雨が降っていたが、展示中は曇りに回復した。東京都から参加した女性は、「オルフェーヴルとはしばらく会えないだろうなぁと思っていたので、本当に嬉しいです。ずっと応援していて、競馬場にもよく行きました。フランス・凱旋門賞(G1)にも行きました。現役時代に比べると、意外と大人しくて驚きました。今日は自分の誕生日でもあったので、最高の一日になりました。先々、もしオルフェーヴル産駒の一口募集馬がいたら、是非出資したいです。」と、感動した様子で再会の余韻に浸っていた。

 オルフェーヴル展示後には社台スタリオンステーションの計らいで7頭の種牡馬が展示された。事前のツアープログラムには記載のなかったサプライズに参加者は喜び、国際G1馬やダービー馬、種牡馬特有の貫録に心を奪われていた。展示の際の解説や、記念撮影での注意呼びかけを務めた社台スタリオンステーション事務局の徳武英介さんは、「万全に見学公開できない事情がありまして、この度ツアーでの披露に協力しました。オルフェーヴルは本当にバランスの良い馬で、つま先の神経に優れています。種付けも好んでいますね。せっかく社台スタリオンステーションまで遠方からお越しいただいたので、今回はサプライズで複数の種牡馬を展示しました。生産の原点となる種付け場について、ご理解していただく機会になればと思います。」と、感想を話した。

 展示終了後にはバスでノーザンホースパークに戻り、バックヤードグリルにて昼食となった。移動中の車内ではオルフェーヴルに関する○×ゲームが行われ、昼食時にはオルフェーヴルの現役時代VTRが流れた。最後に記念写真とプレゼント(オルフェーヴルのたてがみ)が手渡されると、参加者は満足そうに受け取っていた。午後1時に解散となったが、多くの参加者は園内にとどまり、HAPPYポニーショーを見たり、引退した競走馬の見学をしたり、園内ショッピングを楽しんでいた。

 このツアーは今後、7月26日(土)、8月17日(日)に実施予定で、募集人数は各回50人。参加費は一人2,500円で、郵便ハガキからの応募となり、応募者多数の場合は抽選となる。応募方法の詳細はノーザンホースパークのホームページ、Facebookで掲載している。