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星雲賞はグッドグラッドが初重賞勝ち

  • 2014年06月03日
  • 初重賞制覇を飾ったグッドグラッド
    初重賞制覇を飾ったグッドグラッド
  • 実績古馬を相手にきっちり抜け出した
    実績古馬を相手にきっちり抜け出した
  • 首筋を撫でる五十嵐騎手
    首筋を撫でる五十嵐騎手
  • 喜びの口取り
    喜びの口取り
  • 優勝馬関係者の皆さん
    優勝馬関係者の皆さん

 初夏のムードが漂いつつある門別競馬場では5月29日、週刊Gallop杯第11回星雲賞(H2)[パイロ賞]が行われた。距離はダート2,000m。

 ホッカイドウ競馬に転入してきたパクサが取り消して出走馬は11頭。1か月前に行われたコスモバルク記念(H2)組が多数出走し、優勝した7歳馬バルーンを筆頭に、上位入着馬のグッドグラッド、ダイバクフ、コスモアジル、昨年の星雲賞(H2)覇者で休み明けのスーパーパワーあたりが人気を集めた。

 レースはビービーガザリアスがハナを奪い、バルーンが2番手、人気のグッドグラッド、コスモアジルらも先行集団を見ながら前につけ、ゆったりとした流れで1・2コーナーを通過する。レースが動いたのは残り1,000mのあたりで、中団にいたスーパーパワーが一気に進出して先頭に立ち、それを機に各馬ギアを上げながら3コーナーへ。大きなストライドでスーパーパワーがスパートをかけると、待ったをかけるようにバルーン、グッドグラッドが差を詰めにかかって直線を向く。最後の叩き合いはスーパーパワーとグッドグラッドが抜け出し、バルーンはやや遅れをとる。かわって中団待機のダイバクフが末脚を伸ばし、3頭の争いとなったが、ゴールではグッドグラッドが五十嵐冬樹騎手の叱咤激励に応えてリードを奪い、半馬身の差をつけて勝利を飾った。勝ち時計は2分11秒6(良馬場)。2着は早目に仕掛けたスーパーパワーが踏ん張り、ダイバクフが今季のコスモバルク記念(H2)に続いて3着に入った。

 騎乗した五十嵐騎手は表彰式のインタビューで、「返し馬の時に前回より良いなと感じていましたし、調教の効果で状態が上がっていました。今回は距離が延びるので、強気に乗りました。予想していたよりスローペースで、案の定、途中でマクっていく馬がいましたが、最後はよく伸びてくれました。こういう競馬ができれば、先々楽しみです。」と、喜びを語った。同レースとは相性が良く、2009年のゴッドセンド、2010年のラプレ、2012年のクラキンコに続く4勝目を飾った。今季はリーディング首位を走っており、約2年ぶりの重賞制覇で更に弾みがつきそうだ。

 グッドグラッドはソングオブウインド産駒の牡5歳。3歳5月のデビューから28戦全て門別競馬場で走っている地元生えぬきの存在で、4度目の重賞挑戦で優勝レイに手が届いた。生産は安平町のマルゼン橋本牧場。母ワレンダークインはその名の通りワレンダー肌で、さかのぼるとマルゼンスキーの母シルにたどる。現在は新冠町大狩部の渋谷一郎さんの牧場で繁殖生活を送っており、まもなく父アポロキングダムの仔を出産予定。1歳には父ビービーガルダンの牝馬が順調に育っている。渋谷さんによると、グッドグラッドの活躍を受けて、今後はソングオブウインドの交配を検討しているという。