門別競馬場で「春のケイバまつり」開催
ゴールデンウィーク期間中の門別競馬場は「春のケイバまつり」として多種多彩なイベントを組み、白熱するレースと合わせて場内はにぎわいを見せた。
通常より早い正午開門に合わせ、JBC駐車場からの入場門にはマスコットのホクトくん、ナナセちゃんが立ち、今年から加わったポニーのマキちゃんとともに来場者を歓迎した。とねっこ広場には日高管内でとれた野菜販売や、北海道ご当地グルメ屋台の人気メニューが並び、ポラリスドームに新規出店した「いずみ食堂」、「小径Cafe」とともに好評を得ていた。29日にはコスモバルクの展示、「トレンディエンジェル」、「しろっぷ」によるお笑いライブが観客を集め、6日に行われた「しろっぷ」がナビゲートするミステリー探検ツアーでは、霧発生時の向正面カメラ設置台やコース砂置き場といったレアな場所をめぐった。
すっかり「ケイバまつり」定番のイベントとなった坂路体験ウォークは、今回も参加者が多く、子供から大人まで幅広い年齢層が坂路に足を踏み入れた。コースのスタート地点まではバスで移動し、職員2名が坂路の図面を渡してガイド役を務めた。いざ馬場へ入ると参加者はウッドチップの感触に興味津津の様子で、その起伏を味わうべく走ったり、写真を撮ったりしていた。札幌市から参加した20代男性は、「門別競馬場には年に数回来ています。坂路はテレビで見たことがありますが、中に入ったのは初めてです。私は以前、スポーツをしていた関係で膝を悪くしたのですが、まず坂路コースを歩いてみて、膝への衝撃が少なく、歩きやすいなと思いました。すごくクッションが効いていますね。ゴールに近づくにつれて傾斜があって、最後はちょっと息が上がりました。」と、にこやかに額の汗をぬぐっていた。終了後、参加者にはソフトドリンクが手渡された。
他にも、ウニモグ(馬場整備車両)体験乗車、スターター体験、勝利ジョッキーなりきり記念撮影会など、競馬場ならではの企画はファンの思い出を作るべく、今回も確かな反応・人気を得ていた。また、子供向けのポニー体験乗馬や「リボンちゃんと遊ぼう!ちびっこゲーム大会」は列ができ、大勢の幼児・小学生がはしゃいでいた。苫小牧市から家族で来場した30代女性は、「今日は初めてウニモグに乗りました。走ったあとのコースはボコボコしていて、想像以上に車の振動が大きかったです。スタンドにはオムツを代える場所もあり、小さい子がいる家族にも親切な環境ですね。新しい飲食店はすごく混んでいたので、また今度来た時に利用したいです。」と、感想を話していた。
来場者は4月29日1,764人、5月5日2,008人、5月6日1,403人となり、3日間合計で5,175人を記録した。