馬産地ニュース

ノーザンホースパークでウインドインハーヘア展示開始

  • 2014年04月24日
  • 公開を始めたウインドインハーヘア
    公開を始めたウインドインハーヘア
  • 園内で馬名募集中の半血種の仔馬を保育している
    園内で馬名募集中の半血種の仔馬を保育している
  • マチルダの仔(クォーターホース種)も園内で馬名募集中
    マチルダの仔(クォーターホース種)も園内で馬名募集中
  • HAPPYポニーショーは屋内外の会場を併用して展開中
    HAPPYポニーショーは屋内外の会場を併用して展開中
  • GWの展示会へ向けて、ファンを待ち受ける元競走馬たち
    GWの展示会へ向けて、ファンを待ち受ける元競走馬たち

 馬のテーマパークとして知られる苫小牧市のノーザンホースパークでは4月23日より夏期営業を開始し、新入厩馬としてディープインパクトの母ウインドインハーヘアを迎えた。

 近年屈指の名牝として知られるウインドインハーヘアは今春までノーザンファームで功労馬生活を送っており、4月に入ってからノーザンホースパークに移動し、展示馬となった。競走馬時代はドイツのG1を制し、通算成績13戦3勝。引退後は繁殖牝馬となり、名馬ディープインパクトをはじめ、現役種牡馬として活躍中のブラックタイド、オンファイアや、ダートJpn1馬ゴルトブリッツを送り出したレディブロンドらを生んでいる。

 同園スタッフの粕谷英樹さんは、「今年23歳となりますが、体調面に不安はなく、元気に過ごしています。こちらの環境にもすぐに慣れ、落ち着いていますね。日中は離乳した仔馬(半血種)と放牧地で過ごし、デルタブルース、ブランディスたちと同じ厩舎に入っています。」と、近況を紹介している。放牧地はかつて自身がディープインパクトと一緒に歩いたセレクトセール会場(通常はインドア乗馬場)の近くで、来場者は自由に見学可能。同園での元繁殖牝馬の公開は稀有で、公式フェイスブックで入厩発表後は予想以上の反響があったという。

 同園ではウインドインハーヘアの展示をはじめ、夏期営業の序盤となるゴールデンウィーク期間に、様々なイベントを企画している。将来の乗用馬の名付け親となれる「仔馬の名前募集」では、クォーターホース種と半血種の2頭の馬名を園内で募集中。半血種の仔馬はウインドインハーヘアが保育係を務めている。初めての試みとなる「元競走馬の展示会」では、重賞戦線をにぎわせたトウカイポイント(4/26)、インティライミ(4/27)、アドマイヤジュピタ(4/29)、フォゲッタブル(5/3)、アロンダイト(5/4)、トライアンフマーチ(5/5)、スーニ(5/6)が登場予定で、間近で写真撮影ができる貴重な機会となる。展示予定日が誕生日となるアロンダイトの回では、スタッフがサプライズ企画を準備している。

 今年で3年目を迎える「HAPPYポニーショー」はゴールデンウィーク期間中に特別バージョンのプログラムを組み、夏期期間の平日は1日2回、土日祝は1日3回の公演予定。昨年オープンした屋内会場「ポニー館」と2会場体制で実施し、工夫を凝らした衣装やユーモアと迫力あふれる演技で、今年も観客をもてなす。

 同園イベントの詳しい情報は同園ホームページほか、同園アカウントのFacebook、Twitterで掲載している。