馬産地ニュース

JRAの平成26年度産地馬体検査(第1回北海道地区)4日目が行われる

  • 2014年04月22日
  • 産地馬体検査の会場となった北海道ホルスタイン協会家畜市場の看板
    産地馬体検査の会場となった北海道ホルスタイン協会家畜市場の看板
  • 検査場入り口で消毒する馬運車
    検査場入り口で消毒する馬運車
  • 2009年エリザベス女王杯(G1)優勝馬クィーンスプマンテの初仔となる申請馬名ルーチェスプマンテ(牝、父マンハッタンカフェ)
    2009年エリザベス女王杯(G1)優勝馬クィーンスプマンテの初仔となる申請馬名ルーチェスプマンテ(牝、父マンハッタンカフェ)
  • ハービンジャーの初年度産駒となる申請馬名フローレスダンサー(牝、母ダンスインザムード)
    ハービンジャーの初年度産駒となる申請馬名フローレスダンサー(牝、母ダンスインザムード)
  • キンシャサノキセキの初年度産駒となる申請馬名アドマイヤシャイ(牝、母ブロードアピール)
    キンシャサノキセキの初年度産駒となる申請馬名アドマイヤシャイ(牝、母ブロードアピール)

 4月18日、JRA日本中央競馬会による平成26年度産地馬体検査の第1回北海道地区4日目が、安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われた。

 15日から始まった第1回北海道地区の同検査は、この日が最終日。毎年、最終日は千歳市の社台ファーム、安平町早来のノーザンファーム、苫小牧市のノーザンファーム空港、安平町追分の追分ファームリリーバレーといった社台グループで育成されている牝馬が大挙して受検することで知られている。

 今年は最大で200頭が受検可能なところ、約100頭が受検。3日目と同じ手順で次々とJRA職員による検査が行われた。

 2歳馬取材に訪れたマスコミの注目を集めたのは、2009年のエリザベス女王杯(G1)を逃げ切ったクィーンスプマンテの初仔となる申請馬名ルーチェスプマンテ(牝、父マンハッタンカフェ)、そのクィーンスプマンテの半妹にあたる申請馬名ロージーチークス(牝、父デュランダル)の一族。2歳新種牡馬のハービンジャー産駒では、ローズバド、ローゼンクロイツの半妹で、ロゼカラーの12番仔となる申請馬名ローズカリーナ、アンブロワーズの4番仔となる申請馬名ギャラリスト、ダンスインザムードの5番仔となる申請馬名フローレスダンサー、キンシャサノキセキの産駒ではブロードアピールの9番仔となる申請馬名アドマイヤシャイといった牝馬が、競走馬登録を済ませた。

 会場となった北海道ホルスタイン協会家畜市場は、産地馬体検査のために胆振軽種馬農業協同組合がレンタル料を負担して使用。受付や馬運車の誘導、会場の設営には、胆振軽種馬農業協同組合の職員や日高軽種馬農業協同組合の職員が駆けつけてサポートした。

 精力的に取材に駆け回っていたマスコミの一人は、「去年の産地馬体検査4日目には、今年の桜花賞馬ハープスターが検査を受けていましたが、吹雪でよく見えなかったことを覚えています。今年は晴れてましたが、風速9mくらいの強風に耐えながらの取材になりましたけど、今回、受検した中に来年の桜花賞馬、オークス馬がいるかもしれませんから、取材に来て良かったとおもいます。どの馬も無事にデビューを迎えてほしいですね」と話していた。