馬産地ニュース

JRAの平成26年度産地馬体検査(第1回北海道地区)3日目が行われる

  • 2014年04月21日
  • 馬運車の中でおとなしく待機する2歳馬たち
    馬運車の中でおとなしく待機する2歳馬たち
  • 慌ただしく準備を進める牧場スタッフ
    慌ただしく準備を進める牧場スタッフ
  • 受検馬を撮影する報道陣
    受検馬を撮影する報道陣
  • ダンスパートナーの10番仔となる申請馬名キーフォーサクセス(牡、父キングカメハメハ)
    ダンスパートナーの10番仔となる申請馬名キーフォーサクセス(牡、父キングカメハメハ)
  • エピファネイアの半弟、申請馬名クローディオ(牡、父ハービンジャー)
    エピファネイアの半弟、申請馬名クローディオ(牡、父ハービンジャー)

 4月17日、安平町の北海道ホルスタイン協会家畜市場において、第1回北海道地区の平成26年度産地馬体検査第3日目が行われた。

 午前9時からスタートした検査は好天に恵まれたものの、時折吹く強風に煽られ暴れる若駒の姿もチラホラ。約150頭が受検し、午後12時を回る頃には全ての検査を終了した。

 毎年活躍馬を送り出している社台グループの牡馬が集結する3日目とあって多くの報道陣が駆けつけ、未来のクラシックホースに熱視線が送られた。

 中でも注目を集めたのは、08年の秋華賞馬、ブラックエンブレムの2番仔申請馬名ブライトエンブレム(牡、父ネオユニヴァース)、95年のオークス(G1)などを勝ったダンスパートナーの10番仔となる申請馬名キーフォーサクセス(牡、父キングカメハメハ)、母は05年の日米オークス馬シーザリオ、半兄に昨年の菊花賞馬エピファネイアがいる申請馬名クローディオ(牡、父ハービンジャー)、 08年の桜花賞馬レジネッタの長男申請馬名レジメンタル(牡、父ハービンジャー)など、G1牝馬の息子たちが登場した。

 他にも、レーヴディソールの半弟(父キングカメハメハ)、ファイングレインの半弟(父マンハッタンカフェ)、キングカメハメハの半弟(父ダイワメジャー)といったG1馬の弟をはじめ、牝馬クラシックの台風の目レッドリヴェールの半弟(父スニッツェル)、砂の女王を目指すワイルドフラッパーの半弟(父ディープインパクト)など兄姉たちに負けない活躍が期待される豪華メンバーが競演した。

 検査を終えて、馬運車に戻る牧場スタッフからは「2歳馬にとってははじめての経験ですから、毎年事故のないよう気を引き締めて挑んでいます。年々受検馬が減っているせいか余裕を持って受検することができますね。動線もスムーズになり、馬運車を降ろしてから15分くらいで帰れるのはありがたいです」とホッとした表情を見せていた。