JRAの平成26年度産地馬体検査(第1回北海道地区)2日目が行われる
第1回北海道地区の平成26年度産地馬体検査、2日目が4月16日、新ひだか町静内の北海道市場内多目的施設で行われた。
前日は浦河町のBTC軽種馬育成調教センターを使ってトレーニングされている馬たちが中心だったが、馬産地日高の中心部というべき北海道市場での開催とあって日高の広い範囲からデビューを待つ2歳馬が受検。前日同様にJRAの職員により、視力検査や血液検査、マイクロチップの読み取り、特徴確認などが行われた。昨年のように雨にたたられることはなかったが、時折吹きつける寒風の合間に射す陽射しに遠くない春を感じさせる1日となった。
この日はエンパイアメーカー直仔でサンタアニタダービー(G1)勝馬パイオニアオブザナイル産駒やブリーダーズカップダートマイルを勝ったコリンシアン産駒、米2歳チャンピオンサイアーとなったタピットの産駒ほか、新種牡馬のヴァーミリアン、カネヒキリ、キンシャサノキセキ、ローレルゲレイロなどの産駒を含む約170頭が競走馬としての第一歩を踏み出した。
おもだったところは2007年のクイーンカップ(Jpn3)に勝ったイクスキューズの産駒(牝、父マツリダゴッホ)、2003年のフラワーカップ(G3)に勝ったマイネヌーヴェルの産駒(牡、父ハーツクライ)、2007年の関東オークス(Jpn2)に勝ったホワイトメロディーの産駒(牡、父ゴールドアリュール)、2004年の小倉2歳S(G3)に勝ったコスモヴァレンチの産駒(牝、父コンデュイット)、JRA最優秀短距離馬ローレルゲレイロの半弟(牡、父マンハッタンカフェ)、2010年のフィリーズレビュー(G2)優勝馬サウンドバリアーの半弟(牡、父アドマイヤムーン)、2006年のシルクロードS(G3)優勝馬タマモホットプレイや昨年のきさらぎ賞(G3)に勝ったタマモベストプレイのの半妹(牝、父キンシャサノキセキ)など。2歳馬取材に集まったマスコミからは活躍牝馬の産駒や弟妹たちに注目が集まった。
受検馬を連れてきた育成牧場関係者もマスコミに交じって、他場育成馬を観察。早くも来年のクラシックに向けて火花を散らしていた。