馬産地ニュース

JRAの平成26年度産地馬体検査(第1回北海道地区)1日目が行われる

  • 2014年04月16日
  • JRA職員による検査風景
    JRA職員による検査風景

  • ティコティコタックの7番子となる申請馬名ミスズダンディー(牡、父アドマイヤムーン)
    ティコティコタックの7番子となる申請馬名ミスズダンディー(牡、父アドマイヤムーン)
  • エンパイアメーカーの本邦初年度産駒となる申請馬名エンパイアルーラー(牡、母フレンチバージン)
    エンパイアメーカーの本邦初年度産駒となる申請馬名エンパイアルーラー(牡、母フレンチバージン)
  • エンパイアメーカーの本邦初年度産駒となる申請馬名トワエモア(牝、母キョウエイフルハム)
    エンパイアメーカーの本邦初年度産駒となる申請馬名トワエモア(牝、母キョウエイフルハム)
  • ナカヤマナイトの全弟となる申請馬名バロネット(牡、父ステイゴールド)
    ナカヤマナイトの全弟となる申請馬名バロネット(牡、父ステイゴールド)

   4月15日、浦河町西舎にある日高育成総合施設軽種馬育成調教場(BTC)において、JRA日本中央競馬会の平成26年度産地馬体検査(第1回北海道地区)が行われた。

   産地馬体検査はJRAの職員が検査地に出向き、マイクロチップ検査、馬体検査、個体の特徴検査、血液の採取、視力確認などを行うもの。検査をパスすると調教師と預託契約を結んでJRAの競走馬登録が完了し、その後は美浦・栗東両トレーニングセンターを経由しないで直接、JRAの競馬場に入厩し、レースに出走可能となる。

   検査を受けることのできる馬は、競走馬登録申請の時点(申込締切日)で公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの行う馬名登録の申請を完了していて、平成26年度夏季競馬に出走予定の2歳未出走馬及び南半球産馬(7月~12月生まれに限る)の3歳未出走馬で、調教師の預託可能頭数の範囲内で入厩を承認された馬。平成19年度産馬より、マイクロチップの埋め込みが競走馬登録の要件となっている。

   日本最大の馬産地である北海道では毎年、4月と6月の2回産地馬体検査を実施。第1回北海道地区は4日間設けられ、この日はBTC、16日は新ひだか町静内の日本軽種馬協会北海道市場、17、18日は安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場を会場に検査が行われる。

   午後12時から始まったBTC会場では、約110頭が受検。日頃からBTC軽種馬育成調教場を利用する2歳馬を中心に集まった。

   そのなかには2012年に阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制覇し、JRA賞最優秀2歳牝馬を受賞したローブティサージュの半妹となる申請馬名ニエロ(牝、父ステイゴールド)、2013年の中山記念(G2)、2012年のオールカマー(G2)、2011年の共同通信杯(G3)優勝馬ナカヤマナイトの全弟となる申請馬名バロネット、2000年の秋華賞(G1)優勝馬ティコティコタックの7番子となる申請馬名ミスズダンディー(牡、父アドマイヤムーン)といった重賞勝ち馬のきょうだいや産駒も登場。フレッシュマンサイアーでは世界中から注目を集めるエンパイアメーカーの本邦初年度産駒のほか、ヴァーミリアン、キンシャサノキセキ、バトルプラン、ワンダースピードの二世たちが立派に成長した姿を見せていた。