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フェデラリストが種牡馬入り

  • 2014年01月06日
  • 雪の舞う中到着したフェデラリスト
    雪の舞う中到着したフェデラリスト
  • 元気一杯の表情を見せた
    元気一杯の表情を見せた
  • まずは休養期間を過ごす
    まずは休養期間を過ごす

 2012年の中山記念(G2)などを制し、現役引退が発表されたフェデラリスト(牡7歳)が12月27日、新冠町のスカイビーチステーブルに到着した。今後は新冠町の白馬スタリオンで種付けを行う予定。

 フェデラリストは父エンパイアメーカー、母は95年のオークス馬ダンスパートナー、母の父サンデーサイレンスという血統で、千歳・社台ファームの生産馬。近親にダンスインザダーク、ダンスインザムードなど、多くの活躍馬を送り出している“ダンス一族”の血統だ。本馬は母が米国でエンパイアメーカーを受胎、日本に帰国後出産した持込馬でもある。

 競走成績は16戦7勝。2010年3月にデビューしたものの、レース後に骨折が判明、11か月の長期休養を余儀なくされた。3歳未勝利戦に間に合わず、地方・船橋競馬で再デビューし初勝利を手にしたが、東日本大震災の影響で競馬再開のめどが立たず兵庫へ再転厩。あっさり2勝目をマークし、2011年の6月に中央復帰を果たした。復帰戦を勝利で飾ると自己条件を順調に勝ち進み、2012年の中山金杯(G3)で初重賞勝利、つづく中山記念(G2)で重賞2勝目をあげた。

 突然の引退、種牡馬入りとなったが、スカイビーチステーブルでゆっくり体を休め、来るシーズンに向け英気を養っている。