馬産地ニュース

ノヴェリストが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2013年11月26日
  • 社台スタリオンステーションに到着したノヴェリスト
    社台スタリオンステーションに到着したノヴェリスト
  • 日本でのスタッドインに目を輝かせた
    日本でのスタッドインに目を輝かせた
  • ドイツの至宝モンズーンの後継種牡馬として期待は大きい
    ドイツの至宝モンズーンの後継種牡馬として期待は大きい

 11月25日午前、安平町早来の社台スタリオンステーションにノヴェリスト(牡4歳)がスタッドインし、来季から始まる種牡馬生活の準備に入った。

 ノヴェリストは父モンズーン、母ナイトラグーン、母の父ラグナスという2009年生まれのアイルランド産馬。父モンズーンはシロッコ、ザムームという2頭の独ダービー(G1)馬や仏オークス(G1)馬のスタセリータ、ジャックルマロワ賞(G1)などを制したマンデュロ、イスパーン賞(G1)勝ち馬のマキシオスといったG1ホースを送ったドイツの大種牡馬だ。

 競走成績は11戦9勝。2011年8月のデビュー戦を快勝。2012年はメツレル春季賞(G3)、ウニオンレネン(G2)など無傷の4連勝で臨んだ独ダービー(G1)、続くバーデン大賞(G1)は敗れたが、イタリアに遠征した10月のジョッキークラブ大賞(G1)でG1初勝利を挙げた。そこから再び快進撃が始まり、今年緒戦のバーディシェンウンターネーメン大賞(G2)、サンクルー大賞(G1)、キングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)、バーデン大賞(G1)を連勝。とくにキングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)では、2010年にハービンジャーが樹立したコースレコードを2秒以上も短縮する2分24秒60の驚異的タイムで圧勝し、欧州中長距離路線の頂点に立った。

 今年の凱旋門賞(G1)でももちろん、最有力候補として数えられたが、レース直前に熱発して回避。社台グループに購買され日本で種牡馬入りすることが決まり、現役を引退した。

 11月初旬に来日したノヴェリストは、入国検疫から解放された25日に、関係者や報道陣が待つ社台スタリオンステーションに到着。元気な姿で驚異的レコードをたたき出した馬体を披露した。

 ノヴェリストに用意された馬房は、2011年から種牡馬生活を送るハービンジャーの向かい。奇しくもキングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)の新旧レコードホルダーが、顔をあわせることになった。

 ノヴェリストのデビュー戦とキングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)を現地で観戦してたという社台スタリオンステーション事務局の佐藤剛さんは「デビュー戦では最後の直線で後続を引き離したときは、スタンドから拍手が沸いたほど衝撃的なもので、この世代のモンズーンの一番馬といわれてました。キングジョージの勝ち方も素晴らしかったので、もしかしたら(供用する)チャンスはあるかなと思っていたのですが、まさか本当に会えるとは不思議な縁を感じます。この馬のセールスポイントはなんといっても瞬発力です。あのバネはまさに日本向きといえるでしょう。能力があるのは間違いないので、種牡馬としても成功してくれると祈ってます」と話していた。

 来シーズンの種付料は近日中に発表される。ドイツが生んだ歴史的名種牡馬モンズーンの後継種牡馬は日本では初めてだけに、生産界から大きな注目を集めている。