スマートロビンが優駿スタリオンステーションにスタッドイン
9月26日午前、新冠町の優駿スタリオンステーションにスマートロビン(牡5歳)がスタッドインした。来季から種牡馬として繋養される。
スマートロビンは父ディープインパクト、母キーブギー、母の父リファールという血統。ディープインパクトの初年度産駒で、2005年の天皇賞(春)(G1)優勝馬のスズカマンボ、1996年の菊花賞(G1)優勝馬で種牡馬としても数々の名馬を送り出すダンスインザダーク、1995年のオークス(G1)優勝馬で重賞2勝のフェデラリストの母としても知られるダンスパートナー、2004年の桜花賞(G1)優勝馬ダンスインザムードといったG1勝ち馬と同じファミリーになる。
2010年9月にデビュー。3戦目で初勝利をあげると、続くエリカ賞ではユニバーサルバンク、トーセンラー、アドマイヤセプターなどを退けて連勝。素質の片鱗を見せた。3歳時はクラシック出走は叶わなかったものの、芝の長距離レースを2勝しオープン入り。1番人気に支持された昨年の目黒記念(G2)で重賞初勝利を果たした。
その後、のどの手術を受け休養。今年の目黒記念(G2)で約1年ぶりに復帰したが、のどの状態が思わしくなく9月22日付で競走馬登録を抹消した。競走成績は17戦6勝。
種牡馬入りが決まったスマートロビンは、大安となる26日に優駿スタリオンステーションに到着。新冠地区では初めてのディープインパクトの後継種牡馬となる。
事務局の(株)優駿では「ディープインパクト産駒にしてはサイズが大きいので、仔出しに困ることはないでしょう。まだ競走馬の体つきをしていますが、ふっくらと肉が付けば見栄えのする種牡馬となると思います。成功種牡馬がいる母系なので血統背景も申し分ありません。たくさんの繁殖牝馬を集められるよう関係者一丸となって取り組んでいきます」と期待していた。