東京都馬主会奨励馬の引き取りが行われる
9月1日朝、新ひだか町静内の北海道市場において、東京都馬主会(鈴木可一会長)がサマーセールで購買した平成25年度奨励馬の引き取りが行われた。
南関東・大井競馬の馬主で組織される東京都馬主会は、1,130頭がせりにかけられたサマーセールに参加し、牡3頭を総額12,810,000円で購買。地方競馬の馬主組織として唯一の団体購買をして活況だった市場を陰で支えた。
3頭は北海道市場の馬積み降ろし場に集合。馬運車から下ろされると奨励馬委員や大井競馬場の獣医師による馬体検査が行われた。検査が終わった馬は奨励馬を所有することになった馬主が指定する育成牧場へと移動した。
東京都馬主会は2008年に奨励馬制度を10年ぶりに再開。以来毎年、1歳市場で団体購買を続けている。再開後の奨励馬からは2009年のハイセイコー記念を制覇したショウリュウが活躍している。
引き取りに立ち会った市場関係者は「近年は少なくなってしまいましたが、こういう団体購買は生産者から見ればとてもありがたい制度です。これからも奨励馬制度が継続されることを願っています。そして、奨励馬から活躍馬が出ることを心から祈ってます」。遠方から駆けつけた東京都馬主会関係者や奨励馬の移動に携わる牧場関係者をねぎらっていた。
平成25年度東京都馬主会奨励馬は下記の3頭。
ミズホの24(牡、父ヴァーミリアン、購買価格4,305,000円)
トミケンクラウン2012(牡、父パイロ、購買価格3,150,000円)
ブライティアアップ12(牡、父ブラックタイド、購買価格5,355,000円)