「沙流ユーカラ街道」日帰りバスツアーでホッカイドウ競馬を見学
8月8日、日高町・平取町などで組織される沙流ユーカラ街道活性化協議会が主催する「馬産地ひだかで馬とふれあう旅 沙流ユーカラ街道日帰りバスツアー」が開催され、グランシャリオナイター開催中の門別競馬場でホッカイドウ競馬を見学した。
このツアーは日高町と平取町の地域活性化を目的として、「沙流ユーカラ街道」沿線のさまざまな地域資源を巡る、JR札幌駅を発着とした日帰りバスツアー。沙流ユーカラ街道とは日高管内を南北に縦断する国道237号につけられた愛称で、日高町富川の国道235号との交差点から日高町宮下町の国道274号との交差点までのことを指す。沙流ユーカラ街道活性化協議会がバス代金を負担する事業として実施されるもので、参加者はアンケートに協力することを条件に、食事代や体験料金だけの負担になる。
7月25日、8月1日に続き3回目となった8日のツアーでは、これまでで最も多い40名が参加。JR札幌駅を午前8時30分頃出発したツアー一行は、日高町立門別図書館・郷土資料館を見学し、騎馬武者として馬を大事にしたという源義経を御祭神として奉る、初午祭の矢刺しの神事で有名な義経神社で必勝を祈願した。
地元食材を使用した昼食を堪能したあとは、1400mのウッドチップ坂路コース、800mの屋根付坂路や民間では珍しい芝の調教コースを有する育成牧場として知られるファンタストクラブへ移動。広々とした牧場風景、管理の行き届いた施設などを見て回った。
ツアーのメインとなる門別競馬場には午後3時前に到着。参加者のほとんどが競馬場に来るのは初めてというビギナーばかり。場内では北海道軽種馬振興公社の職員がガイド役を務め、施設案内や馬券の種類や買い方、マークシートの書き方、オッズの見方などを親切丁寧に説明した。
一行はポラリスドームに陣取りレースを観戦。サラブレッドが一生懸命疾走する姿に歓声をあげて楽しんでいた。
ツアー関係者は「このツアーをきっかけに一人でも多くの人がホッカイドウ競馬のファンになってくれたり、また日高方面に観光に来ていただければ嬉しいですね」と話していた。