2013「九州1歳市場」が開催~南九州案内所
6月10日(月)、JBBA九州種馬場において九州軽種馬協会が主催する「九州1歳市場」が開催された。
梅雨空の中、地元で生産された九州産馬19頭(牡2頭、牝17頭)が上場し、午前10時からの展示では個体展示に引き続き、比較展示が実施され、購買関係者は熱心に馬体や肢元の状態、歩様などをチェックしてせりに備えた。
午後1時より、せりがスタート、冒頭の挨拶で柏木務九州軽種馬協会会長は、九州産馬の魅力を購買者にアピールした。
しかしながら、結果は上場頭数19頭に対し、売却頭数5頭(すべて牝馬)、売却率26.3%、売却総額882万円(税込)、平均価格176万4,000円(税込)といずれも前年を大きく下回り、九州の生産者にとって大変厳しい結果となった。
最高価格馬は、上場NO.13ルックミーウエルの2012(牝、父オンファイア、熊本県・本田土寿氏生産)325万5,000円(税込)で日本中央競馬会が落札した。
これで平成25年度「九州市場(九州トレーニングセール、九州1歳市場)」は終了したが、これを受けて柏木会長は「トレーニングセール、1歳市場とも大変厳しい結果となった。せり主催者として、また生産者として、この結果を重く受け止め、今後の九州市場のあり方について協議、検討を重ね、購買者にとって魅力ある市場したい。そして、九州地区より伝統ある軽種馬生産の灯火を絶やさないよう努力したい。」とコメントした。