ダート重賞7勝馬ラヴェリータの初仔が誕生
ダート交流重賞7勝をマークし、一昨年のジャパンカップダート(G1)を最後に繁殖入りしたラヴェリータ(牝7歳)が今年、初仔となる牝馬を出産した。
ラヴェリータは父Unbridled's Song、母Go Classic、母の父Gone Westという血統のアメリカ産馬。現役時代は2歳のデビューから5歳までタフに活躍し、31戦11勝の成績を残した。うち、重賞勝ちは関東オークス(Jpn2)、エンプレス杯(Jpn2)、TCK女王盃(Jpn3)に加え、スパーキングレディーカップ(Jpn3)3連覇、名古屋大賞典(Jpn3)では牡馬を打ち負かした。獲得賞金は3億6,000万円を超え、引退レースのジャパンカップダート(G1)では、トランセンド、ワンダーアキュート、エスポワールシチーといったG1馬に続く、見せ場十分の4着に食い下がった。父、母の父として海外で多数のG1馬を送り出しているUnbridled's Songにとって、ラヴェリータは日本デビュー馬の代表的産駒となる。
生まれた牝馬は父ゴールドアリュール、母ラヴェリータ、母の父Unbridled's Songという血統の芦毛馬で、出産予定日よりやや遅れた2月18日に誕生した。生産者は今年の日本ダービー馬・キズナを生産した新冠町のノースヒルズ。同牧場ゼネラルマネージャーの福田洋志さんは、「母仔ともに健康に過ごしています。ラヴェリータにとって初めての出産でしたが、特に問題なく、子育ても上手です。生まれた当歳馬はしっかりした体つきで、力強い動きを見せています。初仔にしては比較的大きいですね。お父さんやお母さんのような活躍を願っています。」と、紹介している。今年、ラヴェリータはディープインパクトとの交配を予定している。