ネオヴァンドームがレックススタッドにスタッドイン
5月9日、新ひだか町静内のレックススタッドにネオヴァンドーム(牡6歳)がスタッドインした。来シーズンから種牡馬として第2の生活をスタートさせる。
ネオヴァンドームは父ネオユニヴァース、母プリンセスカット、母の父トニービンという血統。ファミリーには2008年の札幌記念(Jpn2)などを制したタスカータソルテ、2011年のNHKマイルC(G1)2着のコティリオン、2002年の府中牝馬S(G3)2着のジェミードレスらがいる。2007年のセレクトセール当歳セッションにおいて、4725万円(税込)で売却された市場取引馬となる。
競走成績は25戦4勝。2009年10月にデビューし、4戦目で初勝利を挙げると、続く2010年のきさらぎ賞(G3)で重賞初制覇を遂げた。京都芝1800mのスペシャリストとして知られ、その後も都大路Sを連覇するなど、勝ち鞍はすべて京都芝1800mで記録。今年3月のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)が最後のレースとなった。
4月4日付で競走馬登録を抹消したネオヴァンドームは、5月8日に休養していた滋賀県のグリーンウッドトレーニングを出発。9日午後1時前にレックススタッドに到着した。
新種牡馬の到着にはレックス職員やスタリオンスタッフ、複数の報道陣が出迎え。馬運車から降りると初めての環境にも戸惑うことなく、堂々とした振る舞いで撮影に応じた。
種牡馬としての供用は来シーズンから開始。それまではゆっくりと静養し種牡馬としての体作りに励む。事務局のレックスでは「500kgを超える雄大な馬体は迫力がありますね。来年まで時間があるので良い状態で種牡馬生活をスタートさせてあげたいと思います。預けてくださったオーナー関係者の期待に応えられるようしっかり管理していきます」と決意を新たにしていた。