馬産地ニュース

JRAの平成25年度産地馬体検査第1回北海道地区初日が行われる

  • 2013年04月17日
  • 会場となった日高総合育成施設軽種馬育成調教場(BTC)
    会場となった日高総合育成施設軽種馬育成調教場(BTC)
  • BTC診療所で視力検査を受ける受検馬
    BTC診療所で視力検査を受ける受検馬
  • 育成牧場関係者から話を聞くPOG取材陣
    育成牧場関係者から話を聞くPOG取材陣
  • 2012年JBCクラシック(Jpn1)優勝馬ワンダーアキュートの半弟(父ケイムホーム)
    2012年JBCクラシック(Jpn1)優勝馬ワンダーアキュートの半弟(父ケイムホーム)
  • 2008年日本ダービー(Jpn1)馬ディープスカイの初年度産駒も登場
    2008年日本ダービー(Jpn1)馬ディープスカイの初年度産駒も登場
  • 2003年東京盃(G2)優勝馬ハタノアドニスの半妹(父メイショウボーラー)
    2003年東京盃(G2)優勝馬ハタノアドニスの半妹(父メイショウボーラー)

 4月16日、浦河町西舎の日高育成総合施設軽種馬育成調教場(BTC)において、JRA日本中央競馬会の平成25年度産地馬体検査(第1回北海道地区第1日目)が行われた。

 産地馬体検査は、マイクロチップ検査、個体の特徴検査、馬体検査、視力確認、血液の採取などを行った後に、調教師と預託契約を結んでJRAの競走馬登録を完了するもの。検査を受けた馬は美浦・栗東の両トレーニングセンターに入厩することなく直接、JRAの競馬場に入厩できる。

 毎年、北海道では4月と6月の2回実施。昨年の第1回北海道地区第1日目では、レッドアリオン(ニュージーランドトロフィー(G2)2着)、バッドボーイ(ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)2着)、ティーハーフ(函館2歳S(G3)3着)などが受検したことでも知られている。

 今年はBTC周辺の育成牧場から約90頭が受検。例年よりも頭数が少ないため、POG関連の取材に訪れた馬産地ライターの村本浩平さんは「じっくりと関係者の話を聞くことができた」と満足そうだった。

 この日は昨年のJBCクラシック(Jpn1)優勝馬ワンダーアキュートの半弟(父ケイムホーム)、2001年のカブトヤマ記念(G3)勝ち馬タフネススターの産駒(牡、父アグネスデジタル)、2003年の東京盃(G2)優勝馬ハタノアドニスの半妹(父メイショウボーラー)、2007年のダイオライト記念(Jpn2)優勝馬キクノアローの半弟(父ケイムホーム)などの重賞勝ち馬の産駒や兄弟が来場。アジュディミツオー、カンパニー、コマンズ、スクリーンヒーロー、ディープスカイ、ハイアーゲーム、マツリダゴッホといった2歳新種牡馬の産駒も姿を見せた。

 第1回北海道地区の産地馬体検査はこの後、17日に新ひだか町静内のJBBA日本軽種馬協会北海道市場、18、19日は安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われ、4日間で約480頭が受検することになっている。