平成24年度のばんえい十勝開催終了
北海道帯広市が主催するばんえい十勝が、平成24年度の開催全日程(153日間)を終了した。
運営委託を「オッズパーク・ばんえい・マネジメント」から、旭川市の「コンピューター・ビジネス」に変更して迎えた初年度。馬券発売総額は104億9,458万円で、帯広競馬場の入場者数は25万4,081人を記録し、それぞれ前年度の数字を上回った。リーディングは、騎手部門が164勝で鈴木恵介騎手、調教師部門は130勝で服部義幸調教師となった。
ばんえい十勝のフィナーレを飾る一戦・ばんえい記念(BG1)は最終週に組まれ、当日、帯広競馬場は5,000人を超す観衆で埋め尽くされた。前日からは札幌発着バスツアーも組まれ、毎年恒例の前夜祭、音楽イベント、新企画・謎解きゲームなど、場内は賑やかなムードに包まれた。競馬ファンのボルテージが最高潮に上がったところで迎えた大一番・ばんえい記念(BG1)はNARグランプリ2012・ばんえい最優秀馬のカネサブラック(牡11歳、松井浩文厩舎)が堂々1番人気に応え、引退の花道を飾った。同レースには昨年のJRAクラシック2冠、有馬記念(G1)を制したゴールドシップのオーナー・小林英一氏が所有するシベチャタイガー(牡9歳、坂本東一厩舎)も参戦し、こちらは8着でゴールした。昨年、小林英一氏は帯広市(ばんえい十勝)に1,000万円を寄付しており、その寄付金は特別報償金として同レースを含めた平成24年度の重賞・特別20レースに充てられた。
ばんえい十勝の平成25年度開催は26開催153日間で、そのうちナイター開催は前年より17日間増やす。開幕日は4月14日(日)。4月7日からは2歳馬能力検査(一般公開)が始まる。