ホッカイドウ競馬場外発売所でJRA勝馬投票券の発売が開始される
3月23日、ホッカイドウ競馬の場外発売所と門別競馬場において、JRA勝馬投票券の発売が開始された。
発売が始まったのは浦河を除く道内のAiba(アイバ)と旭川レーシングセンター、ハロンズ岩見沢、門別競馬場の全16ヵ所。発売は地方競馬共同TZSを利用したもので、「JRAの勝馬投票券を発売する場所」という意味である「J-PLACE(ジェイプレイス)」の名称で一斉にスタートした。
23日は中山、中京、阪神のJRA3場と平成25年度の開幕を迎えた岩手の水沢競馬、ばんえい競馬を、24日はJRA3場とトゥインクルレースが始まった南関東の大井競馬、ばんえい競馬を発売。JRA2日間の発売額は、24日に中京競馬場で高松宮記念(G1)が行われたこともあり、全16ヵ所で1億1332万8200円を計上し、計画比100.5%と計画をほぼクリアした。
3月18日に移転リニューアルオープンした新ひだか町のAiba静内は、J-PLACE静内としてさっそく稼動。午前9時20分の発売開始とともにファンが集まってきた。中京1Rからレースを楽しんでいた男性は「自宅から近いから便利。周りにはいろいろなお店があるので、これからは買い物のついでに寄ることもできますね」と歓迎ムード。新ひだか町内では5月にJRAウインズ静内が閉鎖されるまでは、ウインズ静内とJ-PLACE静内の2ヶ所で発売される。
競馬専門紙が当たる抽選会が行われたJ-PLACE苫小牧(Aiba苫小牧)には、JRA発売を待ちわびていたファンで大賑わい。苫小牧市のファンは「いままではウインズ室蘭まで行かないと買えなかったので大変でしたが、これからは気軽に来れるので買う機会も金額も増えそう」と笑顔を見せていた。また、近くにJRAウインズがないJ-PLACE千歳(Aiba千歳)やJ-PLACE門別(門別競馬場)でも「そのまま!」、「頑張れ!」といった声援が飛び、ファンの熱い熱気が伝わってきた。
J-PLACE静内などを管理する北海道軽種馬振興公社では「売上目標をほぼクリアし、若い人や家族連れの来場も見受けられたので良かったです。まだ知らない人も多いと思いますので、これから場外発売所のPRやJ-PLACEの認知度向上に努めていきます。施設面も充実させて更なる売上げ確保に励んでいきたいです」と話していた。
J-PLACEではJRAの勝馬投票券を通年で発売。札幌市内の札幌中央と札幌駅前はメインレースのみで、その他は全レースが発売される。浦河は5月に移転リニューアルオープンを予定しており、移転後はJRAの勝馬投票券を発売する。北海道軽種馬振興公社ではJ-PLACEによる発売計画額を59億円(105日間)と見込んでいる。