2013社台スタリオンステーション種牡馬総合展示会が行われる
2月12日、安平町の社台スタリオンステーションで2013種牡馬総合展示会「SHADAI STALLION PARADE 2013」が行われた。
種牡馬展示会は種付けシーズン前に生産者や馬主を対象に種牡馬をお披露目するもの。毎年、2月中旬から開かれており、今年は社台スタリオンステーションが最初の開催となった。
この日は北海道の2月にしては穏やかな日差しに恵まれ、生産者や育成場の軽種馬関係者や中央・地方の調教師、馬主など招待された約700名が来場。4頭の新種牡馬を含む総勢29頭のトップサイアーの雄姿を目に焼き付けた。
パレードのオープニングを飾ったのはフランスから鳴り物入りで導入されたタートルボウル。43頭の初年度産駒から2011年のクリテリヨムアンテルナシヨナル(G1)を勝ったフレンチフィフティーン、2012年の仏2000ギニー(G1)を制覇したルカヤンと2頭のG1勝ち馬を送り出し、一躍注目を浴びる存在となった。社台スタリオンステーションにとっては、久しぶりのマイラー系サイアーとなる。
続いてルーラーシップの展示では角居勝彦調教師が、ディープブリランテの時には矢作芳人調教師と岩田康誠騎手が、スマートファルコンでは大川徹オーナー、武豊騎手、小崎憲調教師がそれぞれマイクを握り挨拶。愛馬の門出を祝うとともに、多くの種付けを呼びかけた。
新種牡馬4頭の紹介が終わると、次は今年初年度産駒が誕生するワークフォース、ヴィクトワールピサ、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、キャプテントゥーレ、ドリームジャーニーが登場。さらに今年産駒デビューを迎えるカンパニーとヴィクトリー、初年度産駒が明け1歳となり来年産駒デビューとなるハービンジャー、キンシャサノキセキ、ヴァーミリアンと続いた。
後半はすでに満口となっている人気種牡馬を披露。クロフネ、ハーツクライ、キングカメハメハが貫禄の周回で存在感を示し、ディープインパクトがフィナーレを飾った。
今後の種牡馬展示会は、2月15日が日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッド、レックススタッドの静内地区、18日がダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス、19日がビッグレッドファームと優駿スタリオンステーションの新冠地区、20日が日高スタリオンステーションとイーストスタッドの浦河地区、21日がブリーダーズ・スタリオン・ステーションという日程になっている。