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ストラヴィンスキーが日本軽種馬協会静内種馬場に再入厩

  • 2013年02月08日
  • 2シーズンぶりに帰厩したストラヴィンスキー
    2シーズンぶりに帰厩したストラヴィンスキー
  • 到着後はスタッフからブラッシングを受けた
    到着後はスタッフからブラッシングを受けた
  • 9頭のG1勝ち馬を送る名種牡馬として世界の評価は高い
    9頭のG1勝ち馬を送る名種牡馬として世界の評価は高い

 2月7日早朝、シャトル先のニュージーランドからストラヴィンスキー(牡17歳)が、新ひだか町の日本軽種馬協会静内種馬場に帰厩した。

 ストラヴィンスキーは父ヌレイエフ、母ファイアザグルーム、母の父ブラッシンググルームという鹿毛のアメリカ産馬。現役時代は1999年にジュライC(G1)やナンソープS(G1)を制覇し、欧州チャンピオンスプリンターに選出された。

 2000年にアメリカ・ニュージーランドを往復するシャトルスタリオンとして種牡馬入り。南北両半球で初年度産駒がデビューした年には、アメリカ・ニュージーランド両国でファーストシーズン・チャンピオンサイアーに輝く栄誉を得た。

これまでにAJCオークス(G1)勝ち馬のセレナードローズ、テレグラフH(G1)勝ち馬のキーニンスキー、アベイユドロンシャン賞(G1)勝ち馬のベンバウンなど9頭のG1勝ち馬を輩出。海外のホースマンからは、JBBAスタリオンといえばストラヴィンスキーの名が最初に挙がるほど知名度は高い。

 日本での供用は2011年シーズン以来2シーズンぶり。ニュージーランドでは今年も元旦から産駒がG1に優勝するなど相変わらず人気は高いが、日本でも産駒が好調なこと、17歳という年齢から無理はさせられないということが考慮され国内復帰が決まった。

 今春の種付料はB:80万円、C:100万円。2月15日午前9時30分から開催される種牡馬展示会で2シーズンぶりに生産者の前に雄姿を見せる。

 中西信吾場長は「久しぶりの輸送も上手くいき元気な姿で帰ってくることができました。日本でもアイラブリリやブラボースキー、バーニングハートなど重賞で楽しめそうな産駒が揃っているので楽しみです。産駒数が増えれば活躍馬も出てくると思いますので、種牡馬としてなんとかもうひと花咲かせてあげたい」とエールを送っていた。

 なお、種付条件は下記の通り。
B:「基本契約」:不受胎時種付料返還特約及びフリーリターン特約付き。種付料支払期限:平成25年4月30日または第1回種付日のいずれか遅い日まで。

C:「受胎条件」:フリーリターン特約付き、9月15日期限払い。種付料支払期限:平成25年8月31日現在で受胎確認後同年9月15日まで。不受胎の場合は支払い義務なし。