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ゼンノエルシドがアロースタッドにカムバック

  • 2013年02月08日
  • アロースタッドにカムバックしたゼンノエルシド
    アロースタッドにカムバックしたゼンノエルシド
  • 7シーズンぶりの放牧地を楽しむマイネルシーガルの父
    7シーズンぶりの放牧地を楽しむマイネルシーガルの父
  • 新天地での再起に目を輝かせた
    新天地での再起に目を輝かせた

 2月1日、新ひだか町のアロースタッドに、ゼンノエルシド(牡16歳)が7シーズンぶりにカムバックを果たした。

 ゼンノエルシドは父カーリアン、母エンブラ、母の父ドミニオンという青鹿毛のアイルランド産馬。母は英2歳牝馬チャンピオンで、アポロフェニックス、モエレエターナルなどと同じファミリーになる。

 競走成績は18戦6勝。2001年にマイルチャンピオンシップ(G1)や京成杯オータムH(G3)を制するなど、スピード豊かな名マイラーとして歴史に名を刻んだ。

 2003年にアロースタッドで種牡馬入りし、2007年シーズンからは新冠町のビッグレッドファームで、2010年シーズンから青森県の山内牧場で繋養。これまでに7世代がデビューし、富士S(G3)勝ち馬のマイネルシーガル、朝日杯フューチュリティS(G1)2着のマイネルロブスト、ラベンダー賞優勝のロビンフットなど、産駒は少ないながらも安定した成績を残す種牡馬として活躍している。

 7シーズンぶりに管理することになったアロースタッドでは「もう2度と携われないと思っていたので、とてもうれしく思います。久しぶりに見ましたが、黒光りする馬体は7年前と変わらず惚れ惚れしますね。種付シーズン間近での入厩となりましたが、しっかりケアしてこの馬と一緒に再び活躍馬を送り出せたら良いですね」と期待を寄せていた。