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JRA札幌競馬場でジェニュインがお披露目される

  • 2012年09月03日
  • 久しぶりにファンの前に姿を見せたジェニュイン
    久しぶりにファンの前に姿を見せたジェニュイン
  • 丸田恭介騎手も飛び入りで参加
    丸田恭介騎手も飛び入りで参加
  • ファンとの記念撮影に収まる1995年皐月賞馬
    ファンとの記念撮影に収まる1995年皐月賞馬
  • パドックのスクリーンでは主戦騎手だった岡部幸雄氏のメッセージも届けられた
    パドックのスクリーンでは主戦騎手だった岡部幸雄氏のメッセージも届けられた

 9月1日、札幌2歳S(G3)で盛り上がりを見せたJRA札幌競馬場において、1995年の皐月賞馬ジェニュイン(牡20歳)がお披露目された。

 ジェニュインは千歳市・社台ファームの生産。父サンデーサイレンス、母クルーピアレディー、母の父ワットラックという血統で、甥には菊花賞馬のアサクサキングスがいる。

 競走成績は21戦5勝。1995年の皐月賞(G1)を制し、サンデーサイレンス産駒初のクラシックウイナーとなったほか、1996年のマイルチャンピオンシップ(G1)にも優勝した。札幌競馬場には1997年の札幌記念(G2)で出走している。

 久しぶりにファンの前に姿を現したジェニュインは、現役時代と変わらぬ黒光りした馬体を披露。20歳とは思えぬ若々しさで、気合を全面に押し出してパドックを周回した。

 パドックのスクリーンでは皐月賞(G1)やマイルチャンピオンシップ(G1)のレースの映像や現役時代の主戦を務めた岡部幸雄氏のメッセージも放映。また、飛び入りで丸田恭介騎手も参加し、ジェニュインの現役時代の印象について語った。

 1998年に現役を引退したジェニュインは安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。その後、2001年から2004年にはオーストラリアへのシャトル供用された。代表産駒は豪州オーストラリアンC(G1)優勝馬のポンペイルーラー、兵庫チャンピオンシップ(G2)勝ち馬のドンクール、小倉2歳S(G3)のメイプルロードなど。2009年の種付けを最後に種牡馬を引退し、現在は安平町の社台スタリオンステーションで功労馬として余生を送っている。