バランスオブゲームがノーザンホースパークへ移動
8月17日、新ひだか町のアロースタッドに繋養されていたバランスオブゲーム(牡13歳)が、苫小牧市のノーザンホースパークへ移動した。今後は乗馬となる。
バランスオブゲームは父フサイチコンコルド、母ホールオブフェーム、母の父アレミロードという血統。フサイチコンコルドの初年度産駒で、1999年のセレクトセールにおいて913万5000円で取引された市場取引馬となる。
競走成績は29戦8勝。2歳時には新潟2歳S(G3)、3歳時には弥生賞(G2)、セントライト記念(G2)、4歳時には毎日王冠(G2)、6歳時には中山記念(G2)、7歳時には中山記念(G2)、オールカマー(G2)と重賞7勝を挙げた。
2007年にアロースタッドで種牡馬入り。産駒は3世代がデビューし、中央ではブロックコードが勝ち上がったほか、地方ではリアライズブラボー(南関東・黒潮盃2着)、イクシカナイダロウ(北海道・JRA認定勝ち)など15頭が勝利を挙げている。
6シーズン過ごしたアロースタッドの旅立ちにはスタリオン関係者が見送り。ノーザンホースパークへ到着すると、担当スタッフがニンジンを与え、別れを惜しんだ。すでに去勢されており、新天地では乗馬として繋養されるという。
ノーザンホースパークではアドマイヤジュピタ(天皇賞(春)(G1))、トウカイポイント(マイルチャンピオンシップ(G1))、デルタブルース(菊花賞(G1))、といった元競走馬も乗馬として乗馬大会で活躍中。近い将来、バランスオブゲームの雄姿も乗馬大会で見られるかもしれない。