6月27日、苫小牧市のノーザンホースパーク内K's Gardenにおいて、ジャパンブリーダーズカップ協会(吉田勝己会長)の平成24年度通常総会が行われた。

　同協会は軽種馬生産農家の経営の安定を図り、北海道の軽種馬の資質向上などに関する事業を行い、軽種馬生産の振興に寄与することを目的とした組織。種牡馬所有者らで構成され、馬産地に立脚した公益法人として、｢JBC競走への参画｣、｢ホッカイドウ競馬の支援｣、｢ダービーウイーク｣や｢グランダム･ジャパン｣への支援協力、｢HITスタリオンシリーズ｣の企画実施などに取り組み、生産地や地方競馬の発展に寄与している。

　当日は同協会の事業の一つである種牡馬の表彰(JBC賞)でスタート。サラブレッド総合部門の2011年リーディングサイアーに輝いたキングカメハメハの所有者、サラブレッド2歳部門の2011年リーディングサイアーに輝いたディープインパクトの所有者、サラブレッドファーストクロップ部門の2011年リーディングサイアーに輝いたダイワメジャーの所有者に吉田会長からトロフィーが贈られた。

　総会では例年通り、JBC競走の参画、ホッカイドウ競馬の支援などを承認。ほか、平成25年は11月4日に石川県の金沢競馬場で初めてJBC競走が開催されること、来年3月から｢中央･地方の相互発売｣が開始されるに当たり、今年1月に日本中央競馬会に対し、国内最高峰の競馬場である｢東京競馬場でのJBC競走の実施要望書｣を提出したことなどが報告された。

　今年で12回目を迎えるJBC競走は11月5日に川崎競馬場で開催。総会には川崎競馬の主催者である神奈川県川崎競馬組合の田中維彦事務局長が出席し、JBC競走実施に向けての取り組みや意気込みを語った。