北海道市場2012トレーニングセールが開催
天皇賞馬ジャガーメイルや菊花賞馬ヒシミラクル、昨年度のNARグランプリ3歳最優秀牡馬のオオエライジンを送り出してきた「北海道市場2012トレーニングセール・サラブレッド2歳」が5月21、22日、JRA札幌競馬場で開催された。
前年比からは34頭減。一昨年比では2頭減の181頭(牡115頭、牝66頭)が上場され、123頭(牡82頭、牝41頭)が総額709,222,500円(税込)で落札された。牡馬の平均価格は6,291,036円で、牝馬の平均価格は4,716,036円。
最高価格はケイムホーム牡馬「クィーンロマンス2010」の29,400,000円。騎乗供覧では最後2ハロン最速となる10秒97~10秒79をマークし、飯村孝男氏が購入した。次いでアルデバラン牡馬「グレイスケープの22」の19,950,000円、サクラバクシンオー牡馬の「タイキランデヴー22」の16,275,000円と続いた。
なお、最後1ハロンで最速の10秒76を記録した「ノルゲの22」は岩手県馬主会が8,400,000円で落札した。
市場開催に先立ち、荒木正博組合長は「今日、明日の2日間にわけまして、この日のために努力を重ねてきた馬たちが上場されます。日本国内のみならずシンガポール、マレーシア、アイルランドから足を運んでくれた購買者のみなさまに感謝するとともに、せり市場が活況に満ちたものになることを期待したいと思います」とあいさつし、せりがスタートした。
セール終了後には「北海道市場としては、今年最初の市場で7億円を超える売り上げを記録できましたことはかかわったすべての方々に感謝申し上げたい。ほとんどの馬が11秒台以下を記録するなど、育成技術の向上が印象に残ります。取引馬の活躍を心から期待しています」とコメントした。
●せり結果の詳細につきましては、こちらをご覧下さい。
JBIS-Search⇒http://www.jbis.or.jp/seri/2012/12B1/