馬産地ニュース

ノーザンホースパークマラソン2012開催

  • 2012年05月15日
  • 馬を先導役にしてスタートするランナー
    馬を先導役にしてスタートするランナー
  • ゲストランナーの猫ひろしさん
    ゲストランナーの猫ひろしさん
  • 7kmトレイルランの先導役を務めたデルタブルース
    7kmトレイルランの先導役を務めたデルタブルース
  • ウェディングランナーは幸せいっぱいのゴール
    ウェディングランナーは幸せいっぱいのゴール
  • 優勝者は馬に乗って表彰台へ
    優勝者は馬に乗って表彰台へ

  5月13日、北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークで「ノーザンホースパークマラソン2012」(ノーザンホースパークマラソン実行委員会主催、橋本聖子大会会長)が行われた。

  このマラソン大会は昨年より始まり、今年で2回目の開催。昨年より多い2,345人のランナーが全国から集まった。種目はハーフマラソン(21.0975km)、7kmトレイルラン、2.5kmペアランで、ハーフ+7kmトレイルランの男女総合優勝者には一口馬主権プレゼントが用意された。

  当日は快晴に恵まれ、時折強い風が吹いたものの、暑すぎず寒すぎずのマラソン日和。最初の種目である2.5kmペアランでは、大勢の親子やカップルが手をとりあって元気に、仲良く走りぬけた。普段は結婚式も手がける大会会場の利点を生かし、今回は初の試みとして結婚するカップルを一組、ウェディングランナーとして招待。とりわけ目立つドレス姿での疾走は拍手を呼び、最後はフラワーシャワーを浴びながら、文字通り幸せいっぱいのゴールインを決めていた。

  昨年、話題となった7kmトレイルランは競走馬の坂路コースを走れる種目として人気を博し、今年も多数のエントリーに沸いた。オルフェーヴル、ブエナビスタらが使ったコースを、人間が“一杯”の脚色で通過する様子は新鮮で、レプリカ勝負服や馬のかぶり物をして走るランナーもいるあたりはこの大会らしい。滅多に入ることが出来ない坂路コースを体感できる機会としても好評のようで、勾配のある坂路でウッドチップに足をとられながらも、独特の感触を楽しんでいる様子もうかがえた。牧場・ホッカイドウ競馬関係者も参加しており、ノーザンホースパークの吉田勝己社長も自ら7kmトレイルランにエントリーし、汗を流していた。先導役は大会ゆかりのノーザンファーム生産馬デルタブルースが務め、貫禄ある走りで盛り上げに一役買っていた。

  大会ではゲストランナーとして猫ひろしさん、大会アドバイザーとして谷川真理さん、2006年北海道マラソンを優勝した吉田香織さんら名だたる選手が走り、会場内ではポニーとのふれ合いコーナーが選手を和ませていた。全種目終了後は表彰式とチャリティオークションが行われ、有名スポーツ選手のサイン入りグッズをはじめ、競馬関係者からも池添騎手、岩田騎手、蛯名騎手、吉田豊騎手、大久保洋吉厩舎、ヴィルシーナらを所有する佐々木主浩氏協力の品が登場した。落札金は東日本大震災の復興に役立てられる。