ライフタテヤマの慰霊祭が行われる
4月28日、新ひだか町静内の二十間道路沿いにある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)において、ライフタテヤマの慰霊祭が行われた。
ライフタテヤマは父ハイセイコー、母チェリータテヤマ、母の父ファーザーズイメージという血統。サクラユタカオー、シリウスシンボリ、ミホシンザンらと同期になる。
競走成績は15戦8勝。1984年にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。3連勝で1985年のシンザン記念(G3)を制し重賞初制覇。その後、骨折し1年の休養を経て復帰すると、ダート戦へ転じて1986年の札幌記念(G3)、1986年のウインターS(G3)を勝ち、同年のJRA最優秀ダートホースに輝いた。ダート戦に限れば6戦6勝。合計着差は22馬身と無敵の強さを誇った。
現役引退後の1989年にアロースタッドで種牡馬入り。代表産駒には1996年の川崎記念2着馬ライフアサヒがいる。1999年に種牡馬を引退してからは、生産牧場の谷岡ファームで繋養され功労馬として余生を送っていたが、2011年にファンが引き取り新ひだか町のRolling Eggs Clubに移動。同年11月13日に老衰のため29歳で生涯を終えた。
慰霊祭にはRolling Eggs Club代表の藤沢澄雄さんやスタッフ、会員、生産者の谷岡正次さんら関係者が参列。同公園に建立されたライフタテヤマの墓石前で冥福を祈った後、馬魂碑に遺骨と頭絡を納めた。
谷岡さんは「大きな馬で、まだダートだった頃の札幌記念(G3)を勝ちましたが、芝でも活躍してくれました。私も年で馬を管理するのが大変になったときに、昔からのファンだった方が引き取ってくれて余生を送っていました。こんな墓石まで建てていただき感謝の気持ちでいっぱいです」と愛馬の思い出を話していた。