産地馬体検査第1回北海道地区4日目が行われる~安平2日目
4月13日、第1回北海道地区の平成24年度産地馬体検査第4日目が、安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われた。
この日は第1回北海道地区産地馬体検査の最終日。例年社台グループの牝馬が受検している。昨年の受検馬には今年の桜花賞(G1)を制したジェンティルドンナ、3着になったアイムユアーズ、昨年のJRA最優秀2歳牝馬ジョワドヴィーヴル、昨年の小倉2歳S(G3)の勝ち馬エピセアローム、パララサルーといった桜花賞出走組がいた。
会場に到着した2歳馬たちは採血、マイクロチップによる個体確認、目の検査、特徴確認などを経て検査を終了。最後に検査場出口で待ち構える報道陣の前で撮影に応じた。
取材陣が特に目を光らせたのは、2009年の皐月賞馬アンライバルドの全妹(父ネオユニヴァース)、2008年の桜花賞馬レジネッタの全妹(父フレンチデピュティ)、2006年のエリザベス女王杯馬フサイチパンドラの2番仔(牝、父シンボリクリスエス)と半妹(父ネオユニヴァース)、2006年の高松宮記念優勝馬オレハマッテルゼの半妹(父アドマイヤムーン)、昨年の秋の天皇賞馬トーセンジョーダンの半妹(父ネオユニヴァース)、2010年のダービー馬エイシンフラッシュの半妹(父ハーツクライ)、2008年の有馬記念優勝馬ダイワスカーレットの初仔(牝、父チチカステナンゴ)、今年の高松宮記念(G1)を制したカレンチャンの半妹(父ダイワメジャー)といったG1勝ち馬の産駒や兄弟たち。ほかにもメイショウサムソンの初年度産駒、白毛がまぶしいシラユキヒメの産駒(牝、父クロフネ)などにも注目が集まった。
広い人脈を活かし精力的に取材していた馬産地ライターの村本浩平さんは「例年、雨や雪に悩まされるのですが、今年は4日間とも天候に恵まれて良かったです。各育成牧場ともよく馴致がされていて、スタッフの方々の日頃の努力もうかがうことができました。お忙しいなか囲み取材や撮影にご協力していただき感謝の気持ちでいっぱいです。今回の受検馬から多くの活躍馬が出てくれることを期待しています」と振り返っていた。