ライディングヒルズ静内で乗馬大会
3月18日、新ひだか町静内にあるライディングヒルズ静内で「ライディングヒルズ静内乗馬大会」が行われた。
大会には約30人が参加。冬季のレッスンで磨いた腕を試す場として、多くの選手が複数の競技に挑んだ。午前10時より人馬が会場へと入り、馬場馬術、ジムカーナ、障害飛越とプログラムは進む。途中、ゲーム感覚で楽しめる「人間大障害」、「ビンゴゲーム」を挟み、和気あいあいとした空気も流れた。
最も難易度のある障害飛越競技(100cm)で優勝を飾ったのは樋口遥さん(高校1年生)。キャリア豊富な社会人にまじってジャンプオフを制し、大会MVPにも輝いた。パートナーは2007年の阪神スプリングジャンプ(JG2)の勝ち馬スリーオペレーター。
「競技では馬をうまくコントロールできました。スリーオペレーターは競走馬としても活躍していた馬だし、高い障害も余裕を持ってクリアできました。私はジャンプオフになって最後の順番だったので緊張しましたが、バーを落とさずにゴールできた時はとても嬉しかったです。」と、喜びを語ってくれた。
大会運営に尽力した同乗馬施設・主任インストラクターの大崎健司さんは「人馬ともケガなく、大会を終えることができてホッとしています。競技では選手たちの練習の成果が伝わってきて、本当に感動しました。多くの参加者に恵まれ、今回も大会を開催できたことに感謝しています。」と、笑みをこぼす。競技の円滑な進行と、選手全員が成長し合える大会となるよう、出場馬の出し入れや競技に際してのアドバイスは大会スタッフ、選手が積極的に取り組み、一丸となって乗馬大会を充実したものにしていこうという場面が多々見受けられた。
なお、平成21年から同施設の指定管理者となっていた加藤ステーブルは平成24年3月で指定管理者期間を終える。これまで同乗馬施設の統括責任者と務めた栃窪直人さんは、「皆さまの支えのおかげで3年間の運営ができました。ライディングヒルズ静内でのご縁を大切にし、今後も皆さまが楽しい乗馬ライフをお送りいたきだますことを心より願っています。これまで頑張ってくれたスタッフにも感謝しています。」と、3年間を振り返った。
競技結果(競技、優勝選手、騎乗馬)
第1競技 馬場馬術競技(2課目) 日高修平 ダルタニアン
第2競技 ジムカーナ競技 南條理佳 ホワイトメロディ
第3競技 人間大障害 五十嵐春奈
第4競技 障害飛越競技(50cm) 五十嵐春奈 マイネルディンプル
第5競技 障害飛越競技(80cm) 関口美那 ホワイトメロディ
第6競技 障害飛越競技(100cm) 樋口遥 スリーオペレーター
大会MVP 樋口遥
ライディングヒルズ静内賞 鎌田彩楓
審査員特別賞 日高修平