レックススタッドで種牡馬展示会が行われる
2月20日に開催された新ひだか町静内地区種牡馬展示会の最後を飾るのは、個性豊かな種牡馬を擁するレックススタッド。未入厩のコパノフウジンを除く23頭が展示された。
好天に恵まれる中、午前11時30分にスタートした展示会は約400人の関係者で埋め尽くされ、寒風を吹き飛ばす熱気に包まれた。
トップバッターを務めたのは、一昨年のマイルチャンピオンシップ(G1)を制覇した姿が記憶に新しい新種牡馬、エーシンフォワード。スタッドインしてまだ2か月足らずだが、他の種牡馬たちと遜色のない逞しい馬体を披露した。
続いても新種牡馬、サクラメガワンダーが登場。惜しくもG1には届かなかったが重賞4勝。左前浅屈腱炎を発症し、2年の休養期間を経てスタッドインした同馬は、終始テンション高めに周回。元気いっぱいな姿をアピールしていた。
新種牡馬の最後は、ヘネシーの後継として急遽種牡馬入りが決まった07年のフェブラリーS(G1)の勝ち馬サンライズバッカス。脚長で雄大な馬格を持ち、見映えのする美しい馬体に生産者からため息が漏れた。
続いては社台スタリオンステーションから移動した新入厩馬、ホワイトマズル。アサクサキングスやイングランディーレといったG1馬のほか、近年母の父としても活躍馬を送り出し抜群の安定感を誇る。周回中も終始落ち着き払い、王者の風格を見せつけた。
展示はマツリダゴッホ、スクリーンヒーロー、スリーロールス、エイシンデピュティ、ローエングリン、アポロキングダム、サクラオリオンと続き、昨シーズンから種牡馬入りしていたものの展示会に間に合わなかったロッコウオロシが初登場。
そしてサクラゼウス、サクラプレジデント、アドマイヤコジーン、ショウナンカンプ、テイエムオペラオー、エイシンサンディ、テレグノシス、ヤマニンセラフィム、ティンバーカントリー、トーセンダンスといった人気種牡馬たちが怒濤の勢いで次々登場。23頭目のモルフェデスペクタで終演を迎えた。
展示会終了後にはアドマイヤコジーン、ショウナンカンプなどの種付無償権利株が当たるお楽しみ抽選会が行われ、盛況のうちに幕を閉じた。