馬産地ニュース

ダーレースタリオンパレードが行われる

  • 2012年02月14日
  • 700名が来場した「Darley Stallion Parade 2012」
    700名が来場した「Darley Stallion Parade 2012」
  • 種牡馬生活3年目を迎え、すっかり種牡馬らしい体つきになったディープスカイ
    種牡馬生活3年目を迎え、すっかり種牡馬らしい体つきになったディープスカイ
  • 産駒たちの3歳クラシック戦線での活躍が期待されるアドマイヤムーン
    産駒たちの3歳クラシック戦線での活躍が期待されるアドマイヤムーン
  • スタリオンパレードを盛り上げたスペシャルトークショー(写真右から合田直弘氏、横山典弘騎手、赤見千尋さん)
    スタリオンパレードを盛り上げたスペシャルトークショー(写真右から合田直弘氏、横山典弘騎手、赤見千尋さん)
  • 最後に行われたプレスカンファレンス。報道陣の質問に丁寧に答えるダーレー・ジャパン(株)の三嶋健一郎取締役(写真左)と加治屋正太郎ノミネーションマネージャー
    最後に行われたプレスカンファレンス。報道陣の質問に丁寧に答えるダーレー・ジャパン(株)の三嶋健一郎取締役(写真左)と加治屋正太郎ノミネーションマネージャー

 2012年繁殖シーズンの幕開けを告げる種牡馬展示会が2月13日、日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで行われた。「Darley Stallion Parade 2012」と銘打った展示会には、好天に恵まれたこともあり、生産者、調教師、馬主など700名の競馬関係者が来場し、ダーレーが世界から選び抜いた5頭の種牡馬に熱い視線を送った。

 パレードに先立ってJRAトップジョッキーの横山典弘騎手、北関東競馬元騎手で現在タレントとして活躍中の赤見千尋さん、海外競馬評論家の合田直弘氏によるスペシャルトークショーが行われた。赤見さんは騎手時代に東京競馬場のレースに参戦し、横山騎手に先着した思い出話を披露。昨年、アドマイヤムーン産駒のレオアクティブに騎乗し、京王杯2歳S(G2)に優勝した横山騎手は、現役時代のアドマイヤムーンの印象を語り、クラシックに向けてレオアクティブの長所や課題を口にした。

 パレードでは三嶋健一郎ダーレー・ジャパン(株)取締役が「ダーレーは優秀な種牡馬をリーズナブルな価格とともに、プロフェッショナルなサービスで提供することを信条に種牡馬事業を展開してきました。これからも今まで同様、皆様に心から喜んでいただけるよう最善を尽くしてまいります」と挨拶。選び抜かれた種牡馬たちは、加治屋正太郎ダーレー・ジャパン(株)ノミネーションマネージャーと合田氏の解説で紹介された。

 トップバッターを務めたのは昨年、香港でチャンピオンズマイル(G1)優勝馬エクステンションを送り出したザール(牡17歳、父ザフォニック)。続いて本邦初年度産駒サドンストームがクラシック戦線に乗ったストーミングホーム(牡14歳、父マキャヴェリアン)、「サイアーオブサイアーズ」といわれるほどの血統背景を持つパイロ(牡7歳、父プルピット)、現1歳の初年度産駒の評価が高いディープスカイ(牡7歳、父アグネスタキオン)が登場し、最後は初年度産駒の3歳が大活躍し、最高の種牡馬デビューを飾ったアドマイヤムーン(牡9歳、父エンドスウィープ)が元気な姿を披露した。

 パレード終了後にはプレスカンファレンスが行われ、三嶋取締役、加治屋ノミネーションマネージャーが報道陣からの質問に答えた。

 今後の種牡馬展示会は、2月14日が社台スタリオンステーション、16日がブリーダーズスタリオンステーション、20日が日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッド、レックススタッドの静内地区、21日がビッグレッドファーム、優駿スタリオンステーションの新冠地区、22日がイーストスタッドという日程になっている。