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カネヒキリのファーストクロップが誕生

  • 2012年01月31日
  • 新冠町・五丸農場で誕生したカネヒキリのファーストクロップ
    新冠町・五丸農場で誕生したカネヒキリのファーストクロップ
  • 雪の上を元気一杯に駆け回った
    雪の上を元気一杯に駆け回った
  • 母親に寄り添うカネヒキリの牡駒
    母親に寄り添うカネヒキリの牡駒

 度重なる故障から不屈の闘志で復活し、ダートG1/Jpn17勝、2005年&2008年JRA最優秀ダートホース、2005年NARダートグレード競走最優秀馬、2008年NARグランプリダートグレード競走特別賞に輝いたカネヒキリ(牡10歳)のファーストクロップが1月22日、新冠町の五丸農場で誕生した。

 予定日より3日ほど遅れて生れ落ちたのは、母がアンベリール(父サクラローレル)の栗毛の牡馬。1992年の金鯱賞(G3)など重賞4勝をあげ、1993年の安田記念(G1)、宝塚記念(G1)でも2着となり「鉄の女」と呼ばれたイクノディクタスの孫に当たる。

 「骨のある手先のさばきが軽い馬が生まれました。カネヒキリは素晴らしい競走実績のある馬ですし、種付料も手ごろ。初年度ということで2頭に種付けたんです」と満足そうに語るのは五丸忠雄場主。日に日に成長する愛馬に夢を広げていた。

 カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼア、母の父デピュティミニスターという血統。2002年、安平町ノーザンファームの生産で、同年のセレクトセール当歳において2100万円で売却された市場取引馬だ。ダート重賞戦線でしのぎを削ったヴァーミリアン、サンライズバッカス、フィールドルージュ、ボンネビルレコード、メイショウトウコン、ワイルドワンダー、ワンダースピードや、ディープインパクト、エイシンデピュティらと同期になる。

 競走成績は2歳~8歳時23戦12勝。主な勝ち鞍には2005年、2008年のジャパンCダート(G1)、2006年のフェブラリーS(G1)、2008年の東京大賞典(Jpn1)、2009年の川崎記念(Jpn1)、2005年のダービーグランプリ(G1)、2005年のジャパンダートダービー(G1)、2010年のマーキュリーC(Jpn3)、2005年のユニコーンS(G3)がある。

 昨シーズンから新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。ルーキーイヤーは日高地区の内国産新種牡馬では最多となる168頭に種付けした。ダートでは無敵を誇り、「砂のディープ」と称されたダート史上最強馬にかける関係者の期待は大きい。