馬産地ニュース

ラヴェリータが繁殖入り

  • 2011年12月09日
  • 繁殖入りしたラヴェリータ
    繁殖入りしたラヴェリータ
  • 馬運車から降りてくる様子
    馬運車から降りてくる様子
  • 元気に北海道に到着した
    元気に北海道に到着した
  • 来年、見学公開の予定です
    来年、見学公開の予定です

 ダート戦線トップクラスの牝馬として活躍したラヴェリータが12月4日のジャパンカップダート(G1)4着を最後に引退し、12月7日に競走馬登録を抹消。北海道のノースヒルズで繁殖入りした。12月8日午後に牧場に無事到着し、来春の交配に備える。

 同馬はアメリカ産の5歳牝馬。父Unbridled's Song、母Go Classicという血統で、母系からは日本で種牡馬生活を送ったスキャターザゴールドが出ている。通算成績は31戦11勝で、ダート重賞7勝をマークした。初勝利は2歳秋で、3歳時に関東オークス(Jpn2)、スパーキングレディーカップ(Jpn3)、4歳時は名古屋大賞典(Jpn3)、スパーキングレディーカップ(Jpn3)、5歳時はTCK女王盃(Jpn3)、エンプレス杯(Jpn2)、スパーキングレディーカップ(Jpn3)を優勝し、ラストランとなったジャパンカップダート(G1)では豪華メンバー相手に見せ場を作り、勝ち馬から0.4秒差の4着に健闘した。500kgを超すパワフルな馬体と勝負根性を武器に、どの競馬場でも安定した走りを見せ、一線級牡馬にも太刀打ちするタフな牝馬だった。獲得賞金は362,283,000円(付加賞含む)。

 迎えたノースヒルズの福田洋志ゼネラルマネージャーは、「無事に牧場に到着してほっとしています。馬はとても元気です。来年はファンの皆さまにも見学公開する予定です。」と、安堵の表情を見せる。

 気になる最初の交配相手については、「この馬に相応しい配合相手を考えています。」とのこと。当然ながらまだ母親らしい風貌ではないが、まずは来春、無事に受胎し、順調に繁殖生活をスタートさせて欲しいと願うばかりだ。