JRA札幌競馬場でプレミアムトークショーが行われる
1回札幌競馬最終日となったJRA札幌競馬場で9月4日、社台ファーム代表の吉田照哉さんとマイネル・コスモ軍団総帥の岡田繁幸さんによるプレミアムトークショーが行われた。
トークショーの会場はスタンド前の特設ステージ。最終レース終了後で、しかも、始まりと同時に雨が降るあいにくの天候となったが、トップブリーダーの話を聞こうと熱心なファンが最後まで耳を傾けた。
トークショー当日の2歳重賞、小倉2歳S(G3)では吉田さんが代表を務める社台スタリオンステーション繋養のダイワメジャー産駒のエピセアロームが、新潟2歳S(G3)では岡田さんがビッグレッドファームに導入したアドマイヤマックス産駒のモンストールが優勝。吉田さんは「ダイワメジャー産駒はオンオフがキッチリしてるから走ると思った」、岡田さんは「ラスト3ハロンが切れましたね」と気分を良くした。
日本の競馬について岡田さんは「サンデーサイレンスが日本に輸入されたことですべてが変わった。日本の馬は今、世界で一番強いと思う」と力説。吉田さんも同調し「今年のダービーでサンデーサイレンスの孫が全出走馬を占めた。例外なく走り、遺伝力が強いですね」と讃えた。
ファンから「信頼できる騎手は?」という質問に対し、吉田さんは「今年になって伸びてきている騎手はやはり凄いと思います」と評価。岡田さんは「身体能力と感性があり、真剣に乗ってくれる騎手を起用したい」と話した。
最後に2人は遅くまで残ってくれたファンに感謝。「日本では世界レベルの競馬を見ることができますから、これからも競馬場に足を運んで素晴らしい競走馬を見て楽しんで欲しいですね」と呼びかけた。