JRA購買馬が宮崎育成牧場へ移動
JRA日本中央競馬会は7月20日、JRHAセレクトセール、HBAセレクションセールで購買した1歳馬を、宮崎県のJRA宮崎育成牧場へ移動した。
JRAはセレクトセールで3頭、セレクションセールで14頭の計17頭を購買。この日はセレクトセール組2頭とセレクションセール組4頭の合計6頭が、旅立ちの日を迎えた。
移動が決まった6頭は新ひだか町の北海道市場に集合。牧場から乗ってきた馬運車から降りるとJRA職員からマイクロチップ検査を受けた。検査を終えるとJRAが用意した宮崎行きの馬運車に積み込み。どの馬もせりに向けて馴致が徹底されていたので人間を信頼しており、スタッフの誘導にも躊躇することなく乗り込んだ。
6頭はこの後、宮崎育成牧場でJRA育成馬として育成調教を開始。来年のJRAブリーズアップセールへ向け、厳しいトレーニングが課せられる。
手塩をかけて育てた愛馬を引き渡した生産者の一人は「来年のブリーズアップセールが楽しみです。無事に出てきてくれればいいですね。宮崎は遠いですが、機会があれば会いに行きたいですね」と笑顔で見送っていた。
今年のJRAブリーズアップセール取引馬は7月17日終了時点で、4頭が新馬勝ち、1頭が未勝利勝ちと5勝をマーク。目覚ましい活躍で、JRAの育成技術の高さを証明している。