宮城県の被災馬情報~宮城案内所
競走馬のふるさと宮城案内所から、震災の被害が大きかった海岸部の取材情報が届きました。
大崎市内にある宮城案内所は、震災直後が事務所に入ることもできない状態で、その後も余震で事務所内は散乱が続いていたそうです。震災からひと月半経たった時点ですが、取材にあたった女性スタッフは「写真を撮るのに車から外に出るのが怖かった。」と現場の状況を語っていました。
以下、取材報告です。
仙台若林区の海岸近くにあるクレイン仙台海岸公園乗馬クラブと東松島乗馬クラブがあった場所に行って来ました。
移り変わる風景が異様さをまし変わり果てた姿に・・・・
あり得ない現実と津波の恐ろしさと自然の脅威を受け入れざる得ない風景でした。
通行止めになっている箇所もいくつかあり、海岸線に並行する松林は津波になぎ倒され水田には、がれき化とした家屋と車が横たわり無惨な姿でした。
大震災の撤去には気が遠くなるほどの時間がかかりそうです。
クレイン仙台海岸公園は55頭のうち7頭亡くなり11頭行方不明、奇跡的に37頭の馬が生存救出されたとのこと。
亡くなってしまった馬の分まで長生きしてほしいと願うばかりです。東松島乗馬クラブの辺りは跡形もなく被害が甚大すぎていた。
宮城の競走馬の牧場は山間にあったため大災害にはあわなかった。東北は馬とは切っても切れない何かしら馬と携っている所なので災害に負けないで頑張ってほしいと願います。
競走馬のふるさと宮城案内所
宮城県の功労馬は1頭で、斎藤牧場(大崎市鳴子温泉)飼養のゴッドスピード(小倉3歳ステークス 牡 1994年 新冠産)の無事が確認されています。
また、生産牧場の17件(2010年JBBA会員数)も山側に位置して、大きな被害は無く、飼養馬も無事だったと報告されています。
尚、この地区は暫くの間、この地域の見学は自粛されるようお願いいたします。
また、状況が整うまで宮城案内所への問い合わせは、日高案内所が承ります。