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白毛馬ハクホウリリーが能力検査に合格

  • 2011年04月08日
  • 無事に能力検査合格を果たしたハクホウリリー
    無事に能力検査合格を果たしたハクホウリリー
  • 山口騎手とのコンビで出走した
    山口騎手とのコンビで出走した
  • キャンターの様子
    キャンターの様子
  • デビュー時期は未定
    デビュー時期は未定

 4月7日、白毛馬ハクホウリリー(山本通則氏生産)が門別競馬場の能力検査に出走し、見事合格を果たした。

 ハクホウリリーはこの日の能力検査、第12競走に出走。馬体重は446kg。3頭立ての2番枠からゲートを出た。抜群のスタートを切ると、軽快な走りで駆け抜けていく。最後の直線にかけてやや脚色が鈍ったが、しっかりした足取りでゴールを切った。時計は1分7秒8。難なく合格を果たし、待望のデビューへ一歩前進した。

 騎乗した山口竜一騎手は、「スタートはとても良かったですね。まだ走り方をわかっていない感じで、これからの馬です。これから更に調教を積んでスタミナを強化していけば、レースでもしっかり戦えると思います。初戦からというタイプではないかもしれませんが、何戦か経験を積めば必ず勝てるでしょう。」と、感触を伝えてくれた。

 この日は能力検査を一般公開しており、真っ白なルックスに多くの視線が集まった。貴重な白毛馬として、ホッカイドウ競馬のレースを盛り上げて欲しい存在だ。

 ハクホウリリーは父ハクホウクン、母フラッシュリリーという血統の3歳牝馬。母の10番仔として日高町・山本通則氏の牧場で誕生した。兄弟には他に2頭の白毛馬がいる。昨年、デビューへ向けて順調に調教を積まれていたが、3月に左前第3中手骨縦骨折を発症し、休養を余儀なくされた。首を長くしてデビューを待っているファンも多いことだろう。所属は今春、新規開業する齊藤正弘厩舎。オーナーは(株)ヤナギスポーツ。馬名は一般に募集され、1537通の応募の中から選ばれた。