エルウェーウィンとケイティタイガーが移動
1992年のJRA賞最優秀3歳牡馬エルウェーウィンと1997年の中山大障害優勝馬ケイティタイガーの2頭が3月21日、浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUから、白老町の「ホースガーデンしらおい」へと移動した。「ホースガーデンしらおい」は、気楽に乗馬が楽しめたり、馬と触れ合うことを目的に、4月1日にオープン予定の乗馬クラブ&引退馬牧場。
エルウェーウィン(セン21歳、父カーリアン、母ラスティックレース)という血統の愛国産馬。2歳時に3戦3勝で最優秀3歳牡馬になったものの、骨折で長期休養を余儀なくされた。復帰後は勝ちきれないレースを続けていたが、7歳秋のアルゼンチン共和国杯(G2)で3年11か月ぶりに優勝した話題となった。通算成績は40戦5勝(重賞2勝)
現役引退後は、99年から静内町の静内スタリオンステーションで種牡馬入り。03年からは功労馬として余生を過ごし、2010年3月にAERUへ移動していた。
ケイティタイガー(セン22歳)は父スーパールーセント、母ホウシュウムサシ)という血統の長万部産馬。平地時代は1勝のみだったが、6歳1月の障害入りから頭角をあらわし、8歳暮れの中山大障害(秋)では同レース4連覇を狙っていたポレールをとらえて優勝した。通算成績は55戦6勝(障害41戦5勝)。
代表の谷祐介さんは「2頭ともAERU時代から手をかけていた馬ですから、馬も安心しているようですね。相変わらずエルウェーウィンはケイティタイガーにちょっかい出すものの、あまり相手にされていないようですよ」と中睦ましい2頭に目を細めている。
「ホースガーデンしらおい」はJR社台駅徒歩8分。なお4月1日から3日まではオープンを記念して体験乗馬を無料で行う。